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2014年5月 5日 (月)

孔雀模様の花 
Moraea villosa

モラエア・ビローサ(Moraea villosa:アヤメ科モラエア属)が咲いています。


Moraeavillosa1


Moraeavillosa2


Moraeavillosa3


モラエア属はサハラ砂漠南部に220種以上が知られており、その内120種が南アフリカに分布しています。

モラエア属は黄色や紫色の3枚の外花被と、主に白色の立ち上がる3枚の小さな内花被で構成されています。
外花被片のつけ根には、立ち上がる爪型の付属物があり、その基部は広がり、そこに花被とは補色のネクタリー・ガイド(蜜標)があります。
ネクタリー・ガイドとは昆虫を招き入れるために密のありかを示すマークです。

モラエア・ビローサは、南アフリカ西部の冬期降雨地帯の平地の花崗岩地や低い山の粘土質の傾斜地に分布しています。

モラエア・ビローサは、園芸植物には普通でも、野生では見られない不思議な色で、孔雀模様と表現するのが一番ぴったりのように思います。
変異に幅がありますが、典型的なものは薄紫の円形の花被の付け根に黄色の帯にブルーの模様があり、そこから筒状部分には密に毛がはえています。

用土は保水と排水という背反する要素を満たす必要があります。夏季の休眠中は完全に水を切るのがよいようです。

属名は英国の植物学者モア(R. More, 1703-1780)さんに因んで Morea とつけられましたが、少し後にリンネが妻の父親に因んで Moraea とし、それが今日まで継続されています。
種小名は軟毛のあるという意味です。葉は1枚で表面に粗く繊毛があり、それが種小名になっています。

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