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2014年5月 7日 (水)

スマートなグラジオラス 
Gladiolus tristis

2種のグラディオルス(グラジオラス)・トリスティスが咲きました。


Gladiolustristis4


Gladiolustristis5


Gladiolustristisconcolor6_2


Gladiolustristisconcolor7


グラジオラス属は250〜300種もある大きな属で、小アジアから地中海沿岸にかけて15種ほどが知られていますが、そのほとんどは熱帯アフリカ以南に分布し、南アフリカにその7割が自生しているといわれています。
日本へは江戸末期~明治初期にかけて渡来しています。

グラジオラス・トリスティスは南アフリカ共和国のケープ地方の冬季降雨地域に分布しています。

園芸種の春植えグラジオラスは夏に咲き、花は螺旋状に付きますが、トリスティスは秋に植え付け、春に数輪の花をまばらにつけます。

花は6cmほどの大きさで、園芸種のグラジオラスとは違ってスマートな姿をしています。
また葉は細い円筒状で花茎も針金のように細く、葉と似ている花茎の先から膨らむように蕾が出てきます。

上2枚の写真が基本種のグラジオラス・トリスティス(Gladiolus tristis:アヤメ科グラデオルス属)で花被に褐紫色の筋が入ります。
スマートなのは花形だけではなく、色合いも和風で、落ち着いています。
グラジオラスはけばけばしくて嫌いだという人でも、これは気に入ってもらえると思います。

下2枚は変種のコンコロル(Gladiolus tristis var. concolor:アヤメ科グラデオルス属)です。
コンコロルは「一色の」という意味で、緑がかったクリーム色1色の花を付けます。
クリーム色1色とはいえ、花被の裏側には褐紫色の筋が入っています。

雌しべは先が3裂し、3本ある雄しべは雌しべの下にかたまり、葯は下向きに開きます。

イブニングフラワー(evening flower)という英名もあり、昼間は無臭ですが、夜になるとかなり強くユリの香りがします。
切り花にして部屋に飾って、外が暗くなるのを待っていると部屋中に花の香りがしています。

属名のグラディオルスはラテン語の小さな剣(gladius)を意味し、葉の形に由来します。

種小名トリスティスは「陰気な、暗い、悲嘆に暮れる」という意味で、他のグラジオラスに比べると、花色が地味なことを指しています。

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