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2014年5月11日 (日)

ニュージーランドの忘れな草 
Myosotis traversii

ミオソチス・トレイバーシイ(Myosotis traversii:ムラサキ科ワスレナグサ属)が咲いています。


Myosotistraversii1


Myosotistraversii4


Myosotistraversii3


ニュージーランドのサウス・アイランドの東側、ネルソン山脈、マールボロ、ノースカンタベリーなどの亜山地帯から高山帯に分布しています。

厚い葉は冬の間は葉柄のある楕円形でロゼッタを構成します。葉柄には幅があり、葉との境が不明瞭です。
丸まっている葉は表裏ともびっしりと毛で覆われているので、つまむと厚みを感じます。多分3mmほどの厚みがあります。

4月終わり頃に花茎が伸びだし、立ち上がり、最終的には背丈10cmほどになります。
花茎につく葉はロゼッタの葉の半分くらいの大きさで、葉柄がなく、先の丸い楕円形をしています。

ワスレナグサ属の特徴であるさそり型花序ではなく、集散花序にかたまって8〜12の白い花がつきます。
喉部の付属物の膨らみがないように見えます。しかしよく見ると筒状部の中に薄黄色の付属物が盛り上がっています。
花弁は白からクリーム色で、径4mmほど、黄色い葯が目立ちます。

サウス・アイランドの山地のがれ場や砂利地に自生していますので、排水に気をつけることが大事なようです。寒さにはめっぽう強いです。

種小名はアイルランドの法律家でリンネ協会の特別研究員のトレイバース(William Thomas Locke Travers;1819-1903) さんに因みます。1849年からニュージーランドで暮らし、裁判官や政治家、探検家、博物学者、写真家として活躍しました。


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