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2014年5月13日 (火)

ホワイト・キャンピオン 
Silene latifolia

ご近所にシレネ・ラティフォリア(Silene latifolia:ナデシコ科シレネ属)が咲いていました。


Silenelatifolia1


Silenelatifolia2


Silenelatifolia3


ホワイト・キャンピオン(White Campion)にはシレネ・ラティフォリアの他に、シレネ・ディオイカ(Silene dioica:ナデシコ科シレネ属)の白花種(Silene dioica f. alba)も同じ名で呼ばれています。

シレネ・ラティフォリアはヨーロッパ、北アフリカから西アジアにかけて、つまり地中海沿岸に広く分布する一年草、あるいは寿命の短い多年草です。

日本には明治時代に園芸植物として渡来し、野生化しているところもあるようです。何年か前北海道帯広の札内川の河川敷で見かけた記憶があります。

長楕円形から披針形の葉のロゼッタで冬を越し、暖かくなるにつれ花茎を立て、最終的には40〜80cmの背丈になります。

花茎の先に散房花序に3cmほどの花弁に裂け目のある白い花をつけます。
風船のように膨らんだ萼は緑のものや赤く色づいているものがあり、赤い萼のものには赤い色の筋が入ります。緑の萼についている筋は花が散る頃に赤くなる色づくものもあります。

雌雄異株で、雌しべが見えていますので、この花は雌花のようです。

和名はマツヨイセンノウ(待宵仙翁)、ヒロハノマンテマとつけられています。
なおシレネ・ディオイカの白花種(Silene dioica f. alba)をヒロハノマンテマと呼ぶのは間違っています。というのは種小名ディオイカは「雌雄異株の」という意味で、ヒロハノマンテマは「広葉の」という種小名を持つシレネ・ラティフォリアにつけられた名だと思います。

種小名のラティフォリアは「幅の広い葉の」いう意味です。
属名のシレネはギリシャ神話の酒の神バッカスの養父のシレネス(Silenes)に由来するなど、いろいろな説があります。

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