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2014年5月15日 (木)

草原の小さなスクテラリア 
Scutellaria parvula

スクテラリア・パルブラ(Scutellaria parvula:シソ科タツナミソウ属)が咲いています。


Sparvula1


Sparvula2


Sparvula3


スクテラリア・パルブラは小さなタツナミソウで、北米東部や中北部に分布しています。
北米中部では普通に目につく植物ですが、東部に行くほど珍しくなっていくと言われています。
南北に広く分布しているので、地域により変異が見られ、3種の変種分けられています。
変種は小葉片における葉の端の方の葉脈の特徴と毛の生え方から区別されるそうです。

たっぷり陽が当たる牧草地やミシシッピー川流域の平原によく見られます。
岩の上のちょっとしたアルカリ性土壌に好んで咲いています。他の植物の生育にとって、きわめて悪い環境で暮らしています。

背丈は10cmほど、無毛の茎は地面から分岐しますが、途中から分かれません。
先の丸い全縁の披針形の葉は1cmほどしかありません。
葉は黄緑で、毛がありません。下の葉には葉柄がありますが、上の方の葉は葉柄がなく、茎を囲むように立ち上がってついています。

花は葉腋から2個対に咲きます。
花の大きさは5mmほど、本当に小さい花ですが、ぱらぱらとしか咲きません。
赤紫の唇形花で、下唇に白い斑が入り、そこにさらに濃い赤紫の模様が入ります。上唇には密に毛が生えています。
萼は赤っぽい色で、目立つ大きなお皿をのせています。

英名はSmall skullcapで、「小さなタツナミソウ」です。
種小名のパルブラは「小さい、弱い」の比較級、あるいは最上級です。非常に小さい、一番小さいという意味です。

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