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2014年5月17日 (土)

オットー王のオダマキ 
Aquilegia ottonis

アクイレギア・オットニス(Aquilegia ottonis:キンポウゲ科オダマキ属)が咲きました。


Aottonis1


Aottonis3


Aottonis2


地中海の東南部沿岸、ギリシャからアルバニア、マケドニアまで、間をあけてイタリア中・南部に分布しています。
いずれの場所でも山岳地帯の湿った日陰の石灰岩地で観察されています。
地域による変異はありますが、ギリシャ・ペロポネスのケルモス山に分布するものが基本種といわれています。背丈は15〜50cmで、萼片は青紫で、約18mm、花弁は薄い青紫で長さ15mmほどあります。
距はカーブし、はっきりとした鈎状をしています。
雄しべは花弁から飛び出しており、茎と葉に分泌毛があります。

2種の亜種があり、一つはアマリアエ(Aquilegia ottonis ssp. amaliae)で、萼片の長さが15mmより短く、山地に分布し、バルカン半島南部やギリシャの亜高山帯の渓谷に自生しています。
雄しべは花弁より長くはありません。距はカーブしているが、鈎状ではありません。葉に分泌毛があります。

もう一つのタイゲテア(Aquilegia ottonis ssp. taygetea)は、山地や高地では希で、ギリシャ南部のタイゲトス(Taygetos)の湿った石灰岩地のガレ場で見つけることができるそうです。
雄しべは花弁より長くありません。茎と葉に分泌毛があります。

イタリアではアクイレギア・ディ・オット(Aquilegia di Re Otto)と呼ばれています。
種小名オットニスはギリシャ国王として1832年から1862年まで在位したオット(Otto:1815–1867)に因みます。

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