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2014年5月21日 (水)

蝋細工のような花 
Polygonatum hookeri

ポリゴナツム・フッケリー(フーケリー)(Polygonatum hookeri:ユリ科アマドコロ属)が咲きました


Polygonatumhookeri1_2


Polygonatumhookeri4


Polygonatumhookeri3


アマドコロ属は日本を含め63種が知られており、多くがアジアで、その内20種が中国に分布しています。

ポリゴナツム・フーケリーは、インドから中国南西部にかけての海抜3300〜5000mのヒマラヤの高山に分布しています。
高山の何もはえていない斜面やハイマツのような低木林の中に生える草丈10cmほどの小さな球根植物です。

葉に抱えられるように、葉の間から2cmほどのベル型の小さなピンク色の花を咲かせます。
優しいピンク色で、花が小さいからでしょうか、花被に厚みを感じます。

このような高山植物が難なく咲くのは根茎だからでしょうね。

APG III分類ではキジカクシ科クサスギカズラ(アスパラガス)科に分類されます。

英名は King Solomon's-seal や Solomon's Seal (ソロモン王の封印)です。
ソロモン王とは旧約聖書に登場する知恵にあふれ、古代イスラエルの最盛期を築いた預言者です。
シールとは封筒を封緘するために赤色の封蝋 (sealing wax) に印を押したものを言います。

属名のポリゴナツムは古代ギリシャ語で「多くの膝の」という意味で、地下茎の節の多い様子を表しています。
種小名は英国のグラスゴー大学の王立教授(Regius Professor)で植物学者のフッカー(Sir William Jackson Hooker, 1785–1865)さんに因みます。フッカーさんは1841年からしばらくキューガーデンの園長を務めていたこともあります。

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