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2014年5月27日 (火)

クリーム色のスクテラリア Scutellaria albida subsp. velenovskyi

スクテラリア・アルビダ・ベレノフスキイィ(Scutellaria albida subsp. velenovskyi:シソ科タツナミソウ属 )が咲いています。


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基本種のスクテラリア・アルビダはブルガリア、ギリシャ、ルーマニアなどの南東ヨーロッパに分布する多年草で、海抜1700mまでの山地に自生します。
なおアルビダという種小名は「白っぽい、色白の」という意味で、花の色を指しています。

その亜種のスクテラリア・アルビダ・ベレノフスキイは基本種より東の方に分布し、主にスロバキア、ポーランド、ウクライナ、ルーマニアにまたがるカルパティア山脈の乾燥した牧草地に自生しています。
スクテラリア・アルビダ・ベレノフスキイは背丈が60cmほどになり、が30cmほどの基本種より背が高いようです。

全草にわたり、はっきりとした白い腺毛で覆われています。
葉は卵型から三角形をし、粗い鋸歯があります。

シソ科なので葉は90度ごとに対生して付き、その葉腋に花をつけます。茎を囲んで花は2個ずつ付きますが、同じ方向を向いて咲いています。

花は白っぽいクリーム色で、上下の長さが2cm弱の二唇形をしています。
上唇弁の下から黒っぽい雄しべが出ているので、花の先の方に黒い点があるように見えます。

亜種名ベレノフスキイィはチェコ・プラハ大学の植物学教授のベレノフスキイ(Josef Velenovský:1858–1949) さんに因みます。菌類、シダ類、コケ類などの専門家で、化石などの調査も行っています。

なお亜種には他に、以下の2種が知られています。
コンデンサタ(Scutellaria albida subsp. condensata)
全体的に小さいが、花がやや大きく、イラクやトルコの亜高山帯に分布しています。亜種名は「密集した」という意味です。

コルシカ(Scutellaria albida subsp. colchica)
花が薄い藤色からクリーム色をし、下唇弁に紫色の筋が入ります。トルコやグルジアのガレ場や低木の茂った傾斜地に自生しています。亜種名のコルシカは「黒海沿岸の」という意味です。

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