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2014年5月 3日 (土)

小さなリューコジュウム 
Acis trichophylla

アキス・トリコフィラ(Acis trichophylla: ヒガンバナ科)が咲いています。


Acistrichophylla1


Acistrichophylla2


Acistrichophylla6
2014年4月25日の様子。地面すれすれに咲いています。葉も地面近くに寝そべっています。


Acistrichophylla4
ピンクの花をつけるアキス・トリコフィラです。


Acistrichophylla5


1807年に立てられたアキス属は、1880年代になってスノーフレークで知られているリューコジュウム(レウコユム,Leucojum)属にまとめられました。
昔はリューコジュウム属はガランサス属とは遠い関係と言われていましたが、DNA解析や形態学の成果によって、両者は非常に近い関係であるとされ、2004年になって、葉に幅があり、花に模様があるというリューコジュウム属の特徴を持つ2種を残して、9種がアキス属へ再分類されました。

アキス・トリコフィラはスペイン、ポルトガル、ジブラルタル海峡を隔てて対岸のモロッコなどの砂地で見られます。

5〜20cmの松葉のように細い葉をしています。花茎が上がる前は5cmほどの葉が地面で渦巻いています。
夏の乾燥に耐え、休眠中の湿気にも平気なのでほったらかしで大丈夫なようです。

10cm〜25cmの花茎を立て、2〜4個の花をつけます。
花は写真のように白とピンクがあります。

ムカゴ(小鱗茎)を沢山作り、種子から育てると3〜4年かかりますが、ムカゴからは2年で花をつけるそうです。

種小名トリコフィラは、「糸状(tricho)の葉の(phylla)」という意味です。
属名のアキスはギリシャ神話のガラテイアが恋に落ちた美男子の青年アーキスに因むのではないかと思います。2人の中を嫉妬した単眼巨人のポリュペーモスに岩を投げつけられ、その下敷きになって川になったという神話があります。


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