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2014年6月 2日 (月)

ラベンダーのデルフィニウム 
Delphinium requienii

デルフィニウム・レキィーニィ(Delphinium requienii:キンポウゲ科デルフィニウム属)が咲いています。


Delphiniumrequienii1


Delphiniumrequienii4


Delphiniumrequienii2


Delphiniumrequienii3


デルフィニウム・レキィーニィは1815年に初めて記述された2年草で、地中海沿岸の限られた場所に分布しています。
フランス南部のジアン半島の沖に浮かぶイエール諸島(îles d'Hyères)の他、コルシカ島やサルジニア島に分布しています。

発芽すると、毎日見るのが楽しみなぐらい、ものすごい早さで大きくなっていきます。
地植えであれば背丈は80〜100cmにもなるようです。
私の所では小さなポットなので30cmほどです。

明るい緑色の葉は、厚みがあり、ツヤツヤしています。
葉は若いうちは幅広の掌状ですが、大きくなるとすっきりした水鳥の足状に変わっていきます。
葉には毛が生えていませんが、茎や蕾には密集してはえています。

蕾は総状花序につき、花茎が伸びるにつれ穂状に咲きます。
花は他のデルフィニウムと違った姿で、距は太短く、1番上の花弁はめくれ上がり、普通は横の花弁が暖簾役をしているのですが、その下に雄しべが見えるほど目隠しとして役に立っていません。

初めて見た時はその奇妙さにギョッとしましたが、見慣れるとなかなかのお洒落です。
花の色も、表現しがたい灰色がかったピンク、ラベンダー・ピンク色といえばいいのか、和風の微妙な色合いです。

冬に種まきしてから、その初夏から夏にかけて花が咲くというのは嬉しいことです。日照と水はけという条件さえ揃えばこぼれ種で増えていくそうです。

種小名はレクィーン(Esprit Requien:1788–1851)さんの名に因みます。レクィーンさんはフランス人の博物学者で、貝類や化石の収集家でもあります。イタリア、カタロニア地方やピレネー地方の探検を行っています。フランス・アヴィニョンの自然歴史博物館 Musée Requien は彼の名に因みます。

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