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2014年7月 4日 (金)

白いハーレークイーン 
Capnoides sempervirens f. album

カプノイデス・センペルビレンス・アルバ(Capnoides sempervirens f. album:ケシ科カプノイデス属)が咲いてます。


Capnoidessempervirensa1_2
かすかにピンクがかっています。


Capnoidessempervirensa3
これは真っ白です。


Capnoidessempervirens5
これが基本種のコリダリス・センペルビレンス


Capnoidessempervirens6
エライオソーム(種枕)のついた種子


最近ではキケマン属は再分類され、以前コリダリス・センペルビレンスと呼ばれていたカプノイデス・センペルビレンスは、今はキケマン属ではなくコマクサ属に近い種類、ケマンソウ(Dicentra spectabilis)に近縁と考えられています。

北半球の森林地帯に自生する2年草です。暑くなるまで咲き続けるので、繁殖力が高く、米国に帰化しているといわれています。

1.5cmほどの筒状の花で、筒の後部は丸みのある距になっていま。
コリダリスは萼のないものが多いのですが、センペルビレンスは花の付け根に白い2枚の萼が見えます。その代わり苞葉はありません。

本来の花色は3枚目の写真のようにピンクで、花弁の先が黄色くなっています。
アルバはそのピンクの色が抜けて、黄色い花弁の先以外は白ですが、時にピンクの筋やピンクがかっていることがあります。

一番下の写真のようにタネには蟻の大好きなエライオソーム(種枕)がついています。地面に落ちたタネは蟻が巣に運ぶので、色々なところで花を咲かせます。

属名カプノイデスは古代ギリシャ語の「capnosのような」という意味です。
そしてcapnosとは、ケシ科のフマリア属やコリダリス属の植物を指す古代ギリシャ語で、「kapnos(煙、蒸気、霧)」に由来しています。
種小名は「常緑の」という意味です。二年草で、冬も葉を茂らせているからです。
和名はオボロエンゴサクです。

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