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2014年7月 7日 (月)

球根性スクテラリア 
Scutellaria hypericifolia

スクテラリア・ヒペリキフォリア(Scutellaria hypericifolia:シソ科タツナミソウ属)が咲きました。


Shypericifolia1


Shypericifolia2


Shypericifolia3


スクテラリア・ヒペリキフォリアは1911年に命名された比較的最近発見されたスクテラリアで、中国四川省の海抜900〜4000mの山脈の林縁や斜面になった草原に自生しています。

スクテラリアの仲間では珍しい径2cmほどの根茎を持ち、そこから多数の茎を上げていきます。
地上に出た茎は分枝せず、少し地面を這い、その後立ち上がっていきます。
背丈は30cmまでで、花の上唇弁を除けば、植物体には目立った毛は生えていません。

短い葉柄のある葉は全縁の卵型から楕円形をしています。希に鋸歯のある個体もあるようです。
卵型の苞葉を持ち、それが花の付け根を覆っているので、萼の付属体(スクテラリアの語源になっているお皿)が見えません。
長さ2.5cmほどの花は総状花序につき、花色は色々あるようで、このような紫以外に、純白、緑がかった白や青紫が知られています。

hypericifoliaは「不完全な(hypo)ヨーロッパ原産のエリカ(erica)の葉のような(folia)」という意味で、葉の形状をあらわしています。典型的なエリカがなにであるか知りませんが、一般的にエリカというと松葉のような葉だと思います。この葉がエリカに似ているとは思いません。

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タツナミソウ (Scutellaria) (67)」カテゴリの記事

コメント

根茎のあるタツナミですか…面白そう。

ところでAnemone lithophilaの種小名の由来ですが、
まだわからないままでしょうか。
非常に気になりますが、どうやって調べればいいのか…。
ptechさんは北米の野草の業書はお持ちではないのでしょうか。

北米の草がなんでも載っている本があれば、非常に助かるのですか…

投稿: 緑 | 2014年7月 7日 (月) 20時28分

こんばんは

lithophilaがラテン語かギリシャ語かわからないのです。
手元にラテン語辞典しかないので頭石としか読みようがありません。
lithoが大理石という意味、philoが愛するという意味ならば「大理石地を好む」という意味になるのではないかとも考えられます。

米国の野草に関する書物は知りません。米国産のすみれに関する本などを探していますがありませんね。米国人は特定の種類の植物が好きですから、地味な花には関心が乏しいのでしょうね。

投稿: ptech | 2014年7月 7日 (月) 22時58分

大理石地を好む…ありそうですね!
しかし頭石も捨てがたい…?

そうですか…
北米の野草という意味のタイトルの、数十万円出さないと揃わない業書があるらしいのですが…
関西のIさんやMさんは全巻お持ちのようでしたので、
今度詳細を聞いておきますね。

投稿: 緑 | 2014年7月 8日 (火) 00時26分

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