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2015年4月10日 (金)

タネから育てたムラサキケマン 
Corydalis incisa

タネから育てたムラサキケマン(紫華鬘:Corydalis incisa:ケシ科キケマン属)が咲きました。


Corydalistriternata6


Corydalistriternata7


Corydalistriternata8


Corydalistriternata9


ムラサキケマンは日本の至る所、 野原や畦道、山道、人家のそばなどの少し湿ったところで見かけますが、韓国、台湾 、中国東部にも分布しています。

ムラサキケマンは2年草で、種子は初夏に熟し、その莢に触れると、莢の皮が勢いよく巻き上がり、その勢いで、種子が弾き飛ばされます。その後気温の上昇と共に株は枯れてしまいます。
播かれた種子が発芽するのは翌年の春で、花を咲かせないまま夏前に地上部は枯れ、地中に塊茎を残します。
その秋に数枚の葉を出して冬を越し、春に花茎を立てて花を咲かせます。
ただし例外もあってこの株は冬を塊茎で冬を越し、他の球根性のコリダリスのように春になって地面からムクムクと出てきて、葉と共に花茎を立ててきました。

紅紫色の花は総状につき、長さ1.2~1.8cmの小型です。
花は押しくら饅頭状態のひとかたまりで咲き始め、色々な方向に向かって咲きそろいます。
タネを2方向にしか飛ばせないので、一定方向を向かないのだろうと勝手に思っています。

苞葉は細かく裂けています。
茎は暗紅色で、葉や苞葉の先などにその色がつきます。
長さ1.5cmほどの狭長楕円形の莢は下向きにつきます。

タネをポットに播いて育てみると、自然の中の花を観察するだけでは分からない発見がいろいろありました。

種小名は「細かく裂けた」という意味で、苞葉の特徴を指しています。

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