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2015年4月25日 (土)

孔雀のアイリス 
Moraea villosa

モラエア・ビローサ(Moraea villosa:アヤメ科モラエア属)が咲いています。


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外花被片のつけ根にある爪型の付属物とネクタリーガイド


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モラエア属は夏に地上部が枯れる球根植物で、花茎を出さない種類やこんもり茂る種類が知られています。
サハラ砂漠以南に220種以上が知られており、その内120種が南アフリカ共和国に分布しています。

モラエア属は黄色や紫色の3枚の外花被と、主に白色の立ち上がる3枚の小さな内花被で構成されています。なるほど立ち上がる内花被を見るとアヤメの仲間だと分かります。
外花被片のつけ根には、爪型の付属物があり、そこに花被とは補色のネクタリー・ガイド(蜜標:昆虫を招き入れるために蜜のありかを示すマーク)があります。

モラエア・ビローサは、南アフリカ西ケープ州の冬期降雨地帯の花崗岩地や粘土質の平地や傾斜地に自生しています。
このような自生地の様子から、保水と排水という背反する要素を満たす必要があると推測されます。夏季の休眠中は堀上げるのがよいようです。

秋に葉が1本出てきて、春先花茎を40cmほどに伸ばし、先に1輪花をつけます。
花は、園芸植物でも見られない不思議な色をしており、モラエア属の一般名の孔雀アイリス(peacock iris)とはモラエア・ビローサを指して呼ぶことが多いそうです。

葉の裏には筋が入っていて、1番下の写真のように、そこに粗く毛が生えています。
「軟毛のある」という種小名はこの特徴を指しています。

属名は英国の植物学者モア(R. More, 1703-1780)さんに因んで Morea とつけられましたが、少し後にリンネが妻の父親に因んで Moraea とし、それが今日まで継続されています。

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