« 2015年4月28日 | トップページ | 2015年4月30日 »

2015年4月29日 (水)

カッコウのナデシコ 
Lychnis flos-cuculi

リクニス・フロスーククリ(Lychnis flos-cuculi:ナデシコ科センノウ属)が咲いています。


Lychnisfoscucul5


Lychnisfoscucul6


Lychnisfoscucul7


Lychnisfoscucul8


センノウ属は北半球の温帯より北の地域、具体的には北アフリカを含む地中海沿岸、アジアに25〜35種が分布しています。
ナデシコ属(Dianthus)に見られる苞葉が無く、マンテマ(silene)属に近いといわれています。

リクニス・フロスーククリはヨーロッパからコーカサス、シベリアにかけて分布し、道路際や湿った草地、牧場で見かける多年草です。
米国北部やカナダ東部には帰化しているようです。私の所でも至る所に茂るようになり、繁殖力の強さに不安を覚えます。

高さは30~60センチほどになり、スプレー状の集散花序に径2cmほどのピンクの花を横向きにつけます。
花弁は深く4裂しています。花色はピンク以外に白があります。

葉は明るい青緑色の披針形をしています。茎基部の葉は長楕円形で茎を抱きます。
薄っぺらい葉は真冬でも枯れることはなく、こんもりと茂って健気に寒さに耐えています。
葉をよく見るとわずかに毛が生えています。

カッコウが羽を広げているように見えるので、和名をカッコウセンノウとつけたという説がありますが、多分種小名の「カッコウの花」からきているのだろうと思います。

英名は Ragged robin(ボロを着たコマドリ)です。花びらが裂けているのでボロのように見えるのでしょう。
属名のリクニス(Lychnis)は、この属の赤い花の種類につけられていた名だそうで、火(lychnos)に由来します。
種小名フロスーククリは「花(flos)」と「カッコウ(Cuculus)の」という意味で、カッコウの花です。

| | コメント (0)

« 2015年4月28日 | トップページ | 2015年4月30日 »