« イタリアのシロスミレ 
Viola alba ssp. alba
| トップページ | 黒のプリムラ 
Primula 'Cowichan Garnet' »

2015年4月17日 (金)

ヴルフェンさんのアリッサム 
Alyssum wulfenianum

アリッスム・ヴルフェニアヌム(Alyssum wulfenianum:アブラナ科ミヤマナズナ属)が咲いています。


Alyssumwulfenianum1


Alyssumwulfenianum2


Alyssumwulfenianum3


Alyssumwulfenianum4


一般にアリッサム(あるいはスイートアリッサム)と呼ばれている園芸植物は、ニワナズナ(ロブラリア:Lobularia maritima:アブラナ科ニワナズナ属)で、白から紅紫の花を咲かせ、黄色い花を咲かせることはありません。
アリッスム・ヴルフェニアヌムは西アジア(小アジア)原産の常緑の宿根草です。

根生葉はへら形ですが、上部の葉は披針形をしています。葉は灰緑色で厚く、長さは1cmほどです。
葉が灰緑(銀緑)色をしているのは葉の表面を星状毛が覆っているからで、スイートアリッサムには無い特徴です。
茎先に散房花序に径6mmほどの小さな黄色い4弁花を多数つけます。
花は初夏まで咲き続けます。
日光にあて、乾燥気味にするといいようです。

英名は Alpine alyssum、Wulfen's Alyssum、Wulfen's Madwor。
Alyssum はギリシャ語の「a(否定)+lyssa(狂気)」で、狂気を抑えたり、狂犬病を防ぐと言われていたことから名づけられたそうです。

種小名はベオグラード(現セルビア共和国)生まれの司祭で登山家ヴルフェン(Franz Xaver Freiherr von Wulfen:1728ー1805)さんに因みます。ヴルフェンさんは25歳過ぎから植物学に傾倒し、オーストリア・アルプスを調査し、「Plantae rariorum Carinthicae (ケルンテン(オーストリアの一つの州)の珍しい植物)」という書物を著しています。 ヴェルフェニア(Wulfenia:ゴマノハグサ科、クワガタソウに近い仲間)は彼の栄誉を讃えて命名されました。

|

« イタリアのシロスミレ 
Viola alba ssp. alba
| トップページ | 黒のプリムラ 
Primula 'Cowichan Garnet' »

その他の花 (Flora et cetera) (391)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« イタリアのシロスミレ 
Viola alba ssp. alba
| トップページ | 黒のプリムラ 
Primula 'Cowichan Garnet' »