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2015年5月 5日 (火)

ツタカラクサのベロニカ 
Veronica cymbalaria

コゴメイヌノフグリ(小米犬陰嚢:ベロニカ・キンバラリア:Veronica cymbalaria:ゴマノハグサ科クワガタソウ属)が咲いています。


Vcymbalaria4


Vcymbalaria5

さく果です。種子が4個入っています。


Vcymbalaria


Vcymbalaria6

これはツタカラクサの葉です。若いと葉脈が見えませんが、しばらくすると出てきます。無毛です。


地中海沿岸からユーラシア大陸にかけて分布している一年草、あるいは二年草です。
小石川植物園が1961年に種子交換で入手したものが、 逸出して野生化したと言われています。

花はオオイヌノフグリより小さい、花冠が4つに深裂した径5mmほどの白い花を咲かせます。
葉腋から短い花柄を出し、ポツポツと咲かせます。
毎日見ている花が違っているのに同じ花を見てるように思ってしまい、1日花であることに気がつきません。

葉は広楕円形で、5〜9裂しているのでツタカラクサの葉と形だけは似ています。
茎は基部で分岐して、ほとんど立ち上がることなく、花をつけながら茎を伸ばし続け、30〜50cmに広がっていきます。
株全体に白い軟毛が粗に生えています。

花の後にできるさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)は、なるほど犬の陰嚢のようです。

小種名のキンバラリアはギリシャ語のkymbalonに由来し、丸い器という意味です。シンバラリア・ムラリス(ツタカラクサ:Cymbalaria muralis:ゴマノハグサ科シンバラリア属)に葉が似ています。

英名は Cymbalaria speedwell 、Cymbalaria-leaved speedwellや Pale Speedwell です。
Veronica glandulifera という異学名があるようです。そこから出たであろう英名に glandular speedwell がありますが、「腺毛のあるクワガタソウ」という意味で、白い軟毛が生えていることを指しているのでしょう。

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