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2015年5月25日 (月)

「男の忠誠」と揶揄されるベロニカ 
Veronica chamaedrys

ベロニカ・カマエドリス(Veronica chamaedrys:ゴマノハグサ科クワガタソウ属)が咲いています。


Vchamaedrys1


Vchamaedrys2


Vchamaedrys4


Vchamaedrys3


ヨーロッパから北アジアまでの広い範囲に分布する宿根草です。
茎は30cmほど伸びますが、匍匐して立ち上がるので、背丈は15cmほどです。
種子で増えるだけでなく、節から根を下ろして広がっていきます。

花は1cmほどで、開いたすぐの時は濃いブルーですが、時間が経つと萎れてピンクがかった空色に変わります。
それでドイツでは「男の忠誠」と呼ばれるそうです。
強い者にこびるとか、浮気っぽいとか、男心というものは万国共通のようです。
開いたばかりの花としばら経った後の花は葯の成熟具合を見れば分かりますが、ベロニカ・カマエドリスは花色で簡単に区別できます。

葉は披針形から卵型で、鈍い鋸歯があり、毛が密に生えています。
暖地では冬だけではなく、夏にも葉が枯れてしまいます。
斑入りのベロニカで流通している「ミッフィーブルート」(Veronica chamaedrys 'Miffy Brute')はベロニカ・カマエドリスの園芸種です。
ただ葉の形から「ミッフィーブルート」と称されているのは、葉の広いものと狭いものがあり、2品種あるように思います。

ヨーロッパでは古くから神経症、呼吸器系、循環器系、代謝系の病気に効果のあるハーブティとして使われています。

英名はGermander Speedwellといいますが、ジャーマンダーとはニガクサの総称です。種小名と同様、葉の特徴を指しているのでしょう。

カマエドリス chamae(地面)とdrys(柏)の2つの言葉から出来ていて、葉が柏の葉の形に似ていることに由来します。

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