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2015年5月29日 (金)

クリームピンクの豆の花 
Lotus hirsutus 'Brimstone'

ロツス・ヒルスツス「ブリムストーン」(Lotus hirsutus 'Brimstone':マメ科ミヤコグサ属)が公園に咲いていました。


Lotusbrimstone1_2


Lotusbrimstone3


Lotusbrimstone2


ロツス属は北半球の温帯を中心に70〜150種が知られています。
ロータス(lotus)というと英語でハス(蓮)を意味しますが、それとは違います。
古代ギリシャの医者テオフラストスが用いたマメ科植物 lotos に由来するそうです。

ロツス・ヒルスツスはポルトガルから地中海沿岸に分布する常緑の半(亜)低木です。
半低木というのは、冬を越すと根に近いところが木化するからです。
背丈も60〜80cmになります。

「ブリムストーン」はロツス・ヒルスツスの斑入りの園芸種です。
種小名のヒルスツスとは「毛の多い」という意味で、その通り植物全体に軟らかい毛が生えています。
冬には枝の先の方の葉がクリーム色になり、花が咲いているように見えます。

花は、マメ科の花の定石通り蝶形をしています。
1cmほどの大きさのクリーム色に薄いピンクを帯びた花を円形に咲かせます。

葉は小さな楕円形で、冬の葉色が美しすぎて花が話題になることは少ないです。

最近では旧大陸に分布するロツス属(ミヤコグサ属)やテトラゴノロブス属(シカクマメ属: Tetragonolobus)に分類されていた植物の内の12種が ドリクニウム属(Dorycnium)に再分類されたようです。この植物もドリクニウム属に移され、ドリクニウム・ヒルスツム(Dorycnium hirsutum)と記されることがあります。

英名は hairy canary clover(毛の多いカナリヤ諸島のクローバー)です。
園芸名のブリムストーンは sulphur (硫黄)の古語で、「燃える石⇒硫黄」という意味で、冬の葉先の色を表しているのだと思います。

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