« 2015年5月29日 | トップページ | 2015年6月1日 »

2015年5月30日 (土)

滋賀県武佐には咲いていない武佐竜胆 
Dracocephalum argunense

ムシャリンドウ(武者竜胆:Dracocephalum argunense:シソ科ムシャリンドウ属)が咲いています。


Dracocephalumargunense1


Dracocephalumargunense2


sun
Dracocephalumargunense3


Dracocephalumargunense4
ドラコケファルム属は北半球の温帯に60〜70種が知られています。
一年草か多年草、あるいは基部が木化して亜低木になる種もあります。
多くは全縁の細長い楕円形の葉で、こんもりと茂り、15〜90cmの背丈です。

ムシャリンドウは中部地方以北、北海道の日当たりのよい草原に見られ、日本以外には朝鮮半島から中国東北部、東シベリアに分布しています。

長さ3cmほどの花は青紫色で、茎の先端に集まって花穂を作ります。
花弁は萼からでたところから急に太くなり、上唇弁は浅く2裂して、その上面は屋根のように三角になっています。
下唇弁は3裂し、タツナミソウのような鹿の子模様があります。
雄しべは4本ありますが、長い2本が花弁からのぞきます。萼は5裂しています。
夏まで次々に花を咲かせ続けます。

四角形の断面の茎に対生して生える葉は全縁で、長さ2〜6cm、幅5mmの厚みのある細長がい楕円形をしています。葉腋から数枚の小さな細い葉をつけます。それが伸びて枝になります。

武者竜胆は武佐竜胆とも書き、滋賀県近江八幡市の武佐町で発見され、それが「むしゃ」と訛ったと言われていますが、近江八幡市にはこの植物は分布していません。

やや湿り気のある土壌に一旦居着けば丈夫で、春早くに株分けで増やすと良いといわれています。

英名はBlue Dragonheadです。
属名ドラコケファルムはdracon(龍)cephale(頭)で、花冠の形態を示しています。英名は学名に由来するようです。
種小名のアルグネンセは、アムール川(黒竜江)上流の「アルグン(Argun)川の」という意味で、採取地を示しているものと思われます。

| | コメント (0)

« 2015年5月29日 | トップページ | 2015年6月1日 »