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2015年6月12日 (金)

スイート・アップルベリーの花 
Billardiera cymosa

ビラーディエラ・キモサ(Billardiera cymosa:トベラ科ビラーディエラ属)が咲いています。


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ビラーディエラ・キモサはオーストラリア・ビクトリア州を中心とするオーストラリア南東部の森林地帯や沿岸部に自生している常緑の木本性蔓植物です。

花は径2cmほどで、クリーム色、ピンク色、藤色などの花色が知られています。
この株は咲き始めはスカイブルーですが、しばらくすると美しい青紫色になり、さらに時間が経つと中心部が濃い青紫に変わっていきます。
そして白い雄しべの花糸は落ちる寸前濃紺に変わります。

葉は厚みのある細長い楕円形で、蔓から直接出ています。
巻きヒゲを出すのではなく、巻き付きながら伸びていきますので茎同士を絡ませると自立します。
茎長は現地では長くなるのかもしれませんが、私の所では1〜1.5mほどです。

画像でも実が付いていますが、初めはグリーンで、1.5cmほどの細長いソーセージ型の赤い実が稔り、現地では スイート・アップルベリー(Sweet appleberry) と呼ばれています。この実は生食ができるのですが、ほのかに甘みがある程度で、おいしいとは思えません。

属名ビラーディエラはフランスの植物学者でオーストラリアを訪問し、「オーストラリアの花」を著したドゥ・ラビラーディエール(Jacques de Labillardière:1755–1834)さんに因みます。
この植物以外に、ヤマモガシ科の植物(Adenanthos labillardierei)、カンガルーの仲間のアカハラヤブワラビー(Thylogale billardierii)、オーストラリア・トカゲ(Ctenotus labillardieri)に名が残されています。さらに地名のラビラーディエール半島(Labillardiere Peninsula)も彼に由来します。

種小名のキモサは「集散花序の」という意味で、まず茎頂に花がつき、その少し下から花柄が出て、その先に花がつくという花序を指しています。

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