« やっと目覚めた斑入りクチナシ 
Gardenia jasminoides variegata
| トップページ | ピンクのイワダレソウ 
Phyla canescens »

2015年6月 6日 (土)

黄金葉のアカンサス 
Acanthus mollis 'Holland's Gold'

アカンサス・モリス「ホーランズ・ゴールド」(Acanthus mollis 'Holland's Gold')が咲いています。


Acanthushollandsgold1

下方に見える葉はアカンサス・スピノスス(Acanthus spinosus)の葉です。形が違っています。


Acanthushollandsgold4


Acanthushollandsgold3


Acanthushollandsgold2

 トキワツユクサ(Tradescantia fluminensis)が一緒に写っていますが、春の新葉の頃はこれぐらいの鮮やかな黄色です。



アカンサス属は北半球の熱帯から温帯にかけて30種ほどが知られており、主に地中海沿岸とアジアに分布しています。多くは多年草ですが小低木の種類もあります。
アカンサス・モリスは地中海沿岸から西南アジア、北アフリカ分布し、羽状に裂けた大きなツヤのある美しい葉を持つ多年草です。

アカンサス属の花は上唇が退化していた唇形花で、花弁(要するに下唇弁)を覆っているカバー、および花弁の下にあるものは萼です。花弁の上にしべが乗っているという構造です。
花弁の下にある萼は、さらに下にあるに棘のある苞葉に隠れていることが多いです。つまり棘のある苞葉が花びらを支えていることになります。
この棘のある苞葉がアカンサスという学名の由来です。ギリシャ語でakanthaとは「棘」という意味で、苞に棘のある種類が多かったので、それでつけられたと言われています。

アカンサス・モリスはポルトガルやモロッコからクロアチアまでの地中海沿岸に分布すし、早い時代から庭に植えられていたアカンサスです。

「ホーランズ・ゴールド」は、普通種のアカンサス・モリスとは花には違いがありませんが、異なる点は葉色が黄色を帯びていることです。
普通種は濃い緑色ですが、「ホーランズ・ゴールド」は春の新葉は鮮やかな黄緑色をしています。
花の頃になると写真のように、葉色は落ち着いてきて明るい緑に変わってきますが、それでも二つ並べなくても、葉色の違いに気がつきます。

アカンサス・モリスは以前に比べると、花色や斑入り葉などの園芸種が増えています。
「ホーランズ・ゴールド」もニュージーランド作出され、その後1992年に英国で公表された品種です。
そのため「ホーランズ・ゴールド」には「ニュージーランド・ゴールド」('New Zealand Gold')という名があります。またホーランズ・レモン」(Acanthus mollis 'Holland's Lemon')という誤った名で流通してこともあるようです。
「フィールディング・ゴールド」('Fielding Gold')という名で呼ばれたり、 Golden bear's breechesと呼ばれれることがあります。
種小名のモリスは「軟毛のある」「軟らかい」という意味です。

|

« やっと目覚めた斑入りクチナシ 
Gardenia jasminoides variegata
| トップページ | ピンクのイワダレソウ 
Phyla canescens »

その他の花 (Flora et cetera) (405)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« やっと目覚めた斑入りクチナシ 
Gardenia jasminoides variegata
| トップページ | ピンクのイワダレソウ 
Phyla canescens »