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2015年6月25日 (木)

赤花のセダム 
Hylotelephium cauticolum 'Bertram Anderson'

ヒロテレフィウム・カウチコルム「バートラム・アンダーソン」(Hylotelephium cauticolum 'Bertram Anderson':ベンケイソウ科ヒロテレフィウム(ムラサキベンケイソウ属))が咲いています。


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ヒロテレフィウム属は東アジアに25種、欧州に数種、北アメリカに2種が知られています。
マンネングサ(セダム)属とは子房の基部に花柄があるか、あるいは基部が花柄状に細くなるかという違いだけで、1977年にセダム属の中の下位分類であったものが、独立しました。

日本では北海道東南部、日高から釧路地方の海岸に自生しヒダカミセバヤと名付けられていますが、学名の種小名カウチコルムは「岩の上に育つ」という意味で、その通りに岩壁に自生しています。
岩に垂れ下がり、30cmほどに広がるか、せいぜい10cmほどに立ち上がって斜上しています。

紅紫色の花弁は披針形をし、5弁が星形に開きます。球形の花序につきます。

卵円形の葉は対生し、縁にわずかに波状鋸歯があり、帯粉し青灰色をしています。
園芸種の「バートラム・アンダーソン」は銅葉タイプで、葉の紫色が非常に美しく色濃く出ています。
特に春の芽吹きは特に色濃く、見事です。
日陰で水分があると 葉は青灰色になり、よく日が当たる乾燥気味の場所であれば紫色が強く出るようです。
1996年に英国王立園芸協会(the Royal Horticultural Society)からAGM( Award of Garden Merit)賞を受賞しています
セダムの寄せ植えに使ったのですが、数種のセダムは枯れてしまい、これが一番幅をきかせています。

品種名のバートラムアンダーソンは園芸家で園芸作家のバートラム・アンダーソン(Bertram E. Anderson:1885-1971)さんに因みます。英国高山植物協会(Alpine Garden Society)の創設者で、海外から多くの植物を英国に紹介しました。
この植物以外にタイムのThymus pulegiodies 'Bertram Anderson', スノードロップのGalanthus 'Bertram Anderson', プルモナリアのPulmonaria longifolia 'Bertram Anderson'にその名が残っています。

属名は森(hyle)とベンケイソウ(telephion)の造語で、ベンケイソウ科の植物として唯一森にも自生する種類があることからつけられてそうです。


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