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2015年7月 1日 (水)

ピンクのルイラソウ草  
Ruellia humilis

リュエリア・フミリス(Ruellia humilis:キツネノマゴ科ルイラソウ属)


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リュエリア属は世界に250種が分布し、1年草、多年草で、多年草の種類は低木状になるものがあります。
葉は対生し、多くは全縁で、毛が生えています。花は漏斗形で、ほぼ等しく5裂します。

リュエリア・フミリスは米国東部に広く分布する耐寒性の多年草です。石灰岩にのった薄い土壌の空き地や石灰岩土壌の森の中などに自生しています。

花は対生する葉のどちらかの葉腋から一花をつけます。筒部は細長く、白色です。花色はラベンダーから薄い紫まであります。
一日花かと思うほど、咲いたらすぐに雌しべを残して花弁が落ちてしまいます。
ペチュニアの花に似ているので「野生のペチュニア」と呼ばれていますが、ナス科のペチュニアとは全く違う種類です。

葉と同じ形の苞葉が2枚ついており、花後そこから枝を出します。
茎は枝を伸ばしながら30〜60cmに伸びます。茎には毛が生えています。
対生する葉は全縁の披針形で、明るい緑色です。葉柄は非常に短く、葉の長さは4〜6cmで、白い毛を密生します。
この白い毛は、強い太陽光を反射し、乾燥から身を守る目的があるといわれています。
萼は深く5裂し、細長く、毛が目立ちます。
夏の乾燥した暑さにしおれることはありません。温度があればいつでも咲いています。

異学名は Ruellia ciliosa var. longiflora で、分布が重なるリュエリア・キロサの変種と考えられた時期があったようです。 キリオサとは「縁毛のある」という意味で、リュエリア・フミリスは現地ではFringe-leaf wild petunia(縁毛葉の野生ペチュニア)と呼ばれているように似た特徴があります。
現地名はFringe-leaf wild petunia の他に Hairy ruellia, Low wild Petunia, Low ruelliaと呼ばれています。

属名のリュエリアはフランソワ一世(Francis I)の侍医のリュエル(Jean de la Ruelle:1474-1537)さんに因みます。
リュエルさんは薬草医で、古代ギリシアの医者、薬理学者、植物学者であり、薬理学と薬草学の父と言われるディオスコリデス(Pedanius Dioscorides:AD40年頃 - 90年)の本草書「薬物誌」を翻訳した方です。

種小名フミリスは「(背の)低い」という意味で、リュエリア属の中では低いほうなのでしょう。

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