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2015年7月18日 (土)

牡丹キンバイ 
Trollius x cultorum ‘New Moon’

トロリウス・クルトルム「ニュームーン」(Trollius x cultorum ‘New Moon’:キンポウゲ科キンバイソウ属)が咲いています。


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Trolliusnewmoon


キンバイソウ属は北半球の温帯から寒帯にかけて湿った草原や沼地に自生する宿根草で、約20種が知られています。
大きな花弁状をした萼片は黄色で、5枚かそれ以上あります。花弁は5〜10枚の線形をし、雄しべに混ざっています。
花弁が立ち上がる品種では、冠をかぶっているように見えるのでカンムリキンバイと呼ばれたりします。
葉は掌状に深裂しています。

トロリウス・クルトルムはヨーロッパ中・北部、 および 北米の北極圏に分布するセイヨウキンバイ(Trollius europaeus)と中国北部に分布するカンムリキンバイ(Trollius chinensis)やヨーロッパからアジアにかけて分布するトロリウス・アジアティクス(Trollius asiaticus)との交配園芸種です。

6月から8月かけて花茎を立て、頭頂に1〜3輪、花をつけます。
この花は初花で、花茎を1本だけしか立てませんでした。
キンバイソウ属は鮮やかな黄色の花が多いですが、「ニュームーン」は白に近い優しいクリーム色の花を咲かせます。
写真ではよくわからないと思いますが、雄しべと変わらない長さの花弁が、雄しべに混ざってかなり多数あります。

暑さ、寒さに強い多年草で、半日陰のやや湿った場所を好みます。

「ニュームーン」はオランダの園芸家コーエン・ジャンセン(Coen Jansen)さんが作出し、2011年にイエリット・ペレニアル・シード社(JELITTO PERENNIAL SEEDS)から種子が売り出されています。コーエン・ジャンセンさんは欧米で人気のあるクリーム色のキンバイソウ「アラバスター」(Trollius x cultorum 'Alabaster')を作出した人でもあります。
「ニュームーン」は「アラバスター」より、花が一回り大きく、耐暑性も高いといわれています。

属名のトロリウスはドイツ語のtrol(「まるい、球形の」)に由来し、花が球形をしている種類を指しているようです。また北欧の神話に登場する巨人のドイツ語方言名Trollblunmeに基づくという説もあります。
種小名クルトルムは「栽培地の、栽培者の」という意味で、交配種あるいは栽培種であることを指しています。

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