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2015年8月24日 (月)

白山のクサボタン
 Clematis stans

先日北陸を旅行しました。
金沢から石川県中部山岳国立公園、白山連峰にある白山・白川郷ホワイトロード(白山スーパー林道)を経由して富山に行ったのですが、その途中のふくべの大滝の駐車場(海抜850m付近)でクサボタン(草牡丹:Clematis stans:キンポウゲ科 センニンソウ属)を見つけました。


Clematisstans


Clematisstans_2


Clematisstans3


Clematisstans4


Photo

これがふくべ(瓢箪)大滝です。国見峠の絶壁より86m落下しています。


クサボタンは本州の暖温帯上部から冷温帯に分布する日本固有種で、山地の林縁などに生育する木本植物です。

全体にまばらに毛がはえ、茎は木のように直立して高さは1mほどになります。
冬には木化していない上部の大部分が枯れてしまいますが、幹は残ります。

長い葉柄のある葉は3出複葉で、硬い葉質で、ツヤがあります。
小葉は長さ4〜10cmの広卵形で、3浅裂ししています。小葉の先は鋭くとがり、縁は不ぞろいなあらい鋸歯があります。

8月頃、茎の先や葉腋から短く集散(散房)花序に花をつけ、それが集まってつくので円錐状についているように見えます。
キンポウゲ科の多くがそうであるように花弁はなく、1.2〜2cmの顎が花筒を作っています。
萼は白色の絹毛に覆われているので、内側の青紫色と美しいコントラストを成します。
萼片は4片で、開花すると吹き戻しのように反り返ってカールします。
雌雄異株で雌花は雄花よりやや小さいと言うことですが、私には区別できません。

和名は葉が牡丹のようで、姿は草本のように見えるのでクサボタンと呼ばれています。
種小名スタンスは直立したという意味、茎が木化して直立することを指しています。

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