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2015年8月25日 (火)

美女撫子のような信濃の撫子 
 Dianthus shinanensis

昨日のブログのクサボタンのすぐそば(海抜850m付近)にシナノナデシコ(信濃撫子:Dianthus shinanensis:ナデシコ科ナデシコ属)が咲いていました。


Dianthusshinanensis1


Dianthusshinanensis2


Dianthusshinanensis3


シナノナデシコは本州中部以北の高原の草原や河原、礫地などに自生するする多年草で、ミヤマナデシコ(深山撫子)とも呼ばれています。

背丈は20〜40cmで、茎には鈍い稜のある四角状で、ふくれた節があります。
茎には軟毛があり、赤紫色に染まっています。

先が尖る広い線形の葉は対生し、縁に短毛が生えています。葉は4〜7cmの長さで、葉柄はなく、基部は茎を抱いています。

花は紅紫色で夏に咲き、茎頂に集散花序を成して多数つきます。
萼筒は細長く、基部に4個の苞があります。
花は径1.5〜2cmで、花弁は広倒卵状で5枚あり、先端はあまり細く裂けません。
花弁は紅紫色で、中央部に濃い紫の模様が入っています。また喉部近くには毛が密生しています。

アメリカナデシコ(Dianthus barbatus:美女撫子)によく似ていて、全体的にふっくらしていて、カワラナデシコ(Dianthus superbus var. longicalycinus)のような繊細さがありません。

和名は信濃地方に多いためで、種小名シナネンシスも「信濃産の」という意味です。
なお属名のダイアンサスはDios(ディオス:神、ギリシャ神話のジュピターのこと)とanthus(アンツス:花)に分けられ、「ジュピター神の花」という意味で、花の美しさを讃えた名です。

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