« 岩壁のタツナミソウ 
Scutellaria saxatilis
| トップページ | 現地ではトゲキュウリ 
Sicyos angulatus »

2015年8月15日 (土)

ピンクの筋の小白栴檀草 
Bidens pilosa var. minor

コシロノセンダングサ(小白栴檀草:Bidens pilosa var. minor:キク科センダングサ属)が咲いています。


Bidenspilosaminor1


Bidenspilosaminor3


Bidenspilosaminor2


Bidenspilosaminor4

 
センダングサ属の果実(痩果)は放射状に球形につき、先端に数本の芒(棘)があります。この特徴がビデンスという属名になっています。
センダングサ属は温帯から熱帯にかけて230種が分布していますが、ほとんどはアメリカやアフリカ、ポリネシアに分布しています。コレオプシス( Coreopsis)属と近縁です。

基本種のコセンダングサ(小栴檀草:Bidens pilosa)はセンダングサ属の代表的な一年性植物で、熱帯、温帯地域のほとんどの地域に帰化し、薬草として利用されています。最近では白血病に効果があるといわれています。
変種にはシロノセンダングサ(Bidens pilosa var. radiata)、コシロノセンダングサ(Bidens pilosa var. minor)、コセンダングサ(Bidens pilosa var. pilosa)、アワユキセンダングサ(Bidens pilosa var. bisetosa)、アイノコセンダングサ(Bidens pilosa var. intermedia)の5種が知られています。

そのひとつがシロバナセンダングサという別名もあるコシロノセンダングサです。熱帯アメリカ原産の帰化植物で、日本では幕末(弘化年間)にも渡来したとされ、戦後本州中部以西に急激に増加したといわれています。

基本種のコセンダングサとは頭花に白色の舌状花を持つ(白い1枚の花びらを咲かせる)点で区別されます。
一般的には長さ5~8mmの舌状花が5枚、実際には4枚のものや7枚広げるものがあり、頭花全体では直径2cmほどになります。

花が開いてからしばらくすると、花弁に薄いピンクの筋が入ってきました。なかなか可愛い姿です。この種類のどれもがこのようなピンクの筋が入るのかどうか文献には出てきません。

葉は細かい鋸歯があり、基部では楕円形の葉ですが、上部では3枚の小葉にかわります。

普通は大きく育つのですが、私の所では背丈が20cmどまりで、花の大きさは径1cmもありません。小さいので引き抜いて捨てる気が起こらず、生えるに任せています。

属名のビデンスは「2個(bis) の歯(dens)の」という意味で、果実に2枚(実際は2〜数本)の棘があることを示しています。
種小名ピロサは「軟毛のある、軟毛で覆われた」という意味です。しかし言うほど目立って毛は生えていません。
変種名ミノルは小さいという意味で、花の大きさを指しています。

|

« 岩壁のタツナミソウ 
Scutellaria saxatilis
| トップページ | 現地ではトゲキュウリ 
Sicyos angulatus »

その他の花 (Flora et cetera) (405)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 岩壁のタツナミソウ 
Scutellaria saxatilis
| トップページ | 現地ではトゲキュウリ 
Sicyos angulatus »