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2015年9月15日 (火)

濃紅紫色のヤマハギ 
Lespedeza bicolor

妙高高原池の平のいもり池の近くでヤマハギ(山萩:Lespedeza bicolor:マメ科ハギ属)が咲いていました。


Lespedezabicolor1


Lespedezabicolor2


Lespedezabicolor3


Lespedezabicolor4


ハギ属は東アジアと北米東部に約40種が自生しています。
ハギ属は多年草あるいは低木で、葉は全縁の3小葉、葉腋に2花ずつ螺旋状に蝶形花をつけるという複総状花序に特徴があります。

ヤマハギは日本の各地、朝鮮・中国に分布する高さ2mになる半低木です。山の尾根筋の針葉林内や林縁、禿山などに生育しています。
冬に太い茎が残り、春にそれが幹のようになって芽吹きます。

葉は比較的短い葉柄を持つ3小葉からなっています。
小葉は円形から楕円形で、小葉の先は少しくぼんでいたり、鈍頭であったり、中脈が針状となって凸出したり、変異があります。
表側は無毛ですが、裏面は毛があります。

花は夏から秋にかけて、葉脇から総状花序を出し、紅紫色の蝶形花を咲かせます。
花序の柄が長いのが特徴で、葉よりも花序は外側に出ています。
種小名ビコロルとは、旗弁が薄いピンクで、翼弁、竜骨弁が濃いピンクの「2色咲きの」という意味ですが、必ずしも2色になるとは限らず、濃紅紫色のものも多いようです。
額片は4つに分かれ、顎裂片の先端は丸い形をしています。

萩として和歌に詠まれた秋の七草はこの花だと言われています。
属名レスペデザは18世紀米国フロリダの総督だったスペイン人セスペデス(Vincente Manuel C éspedes)さんに因む名です。北米の植物を研究したフランス人のミショー(A. Michanx:1746-1802)さんがセスペデスさんをたたえてCespedesaと命名したのですが、ミショーさんの死後公刊された学名がミスプリントで、Lespedezaとなったといわれています。

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