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2015年9月16日 (水)

日本のサルビア 
Salvia nipponica

妙高高原池の平のいもり池に寄ったついでに、その先にある苗名滝(なわなだき)まで行きました。
妙高高原の長野県との県境関川にかかる落差55mの滝ですが、流量の多い豪快な滝でした。

駐車場から苗名滝までの山道のいたるところにキバナアキギリ(黄花秋桐:Salvia nipponica:シソ科アキギリ属)が咲いていました。


Salvianipponica1


Salvianipponica


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Photo

新潟県と長野県との県境関川にかかる落差55mの苗名滝です。滝までの道には滝のしぶきが風で流れてきて、私の靴では滑って、これ以上近づけませんでした。


アキギリ属というとピンと来ませんが、サルビア属といったほうがよく通ります。
世界中の温帯から熱帯にかけて500〜1000種あるという半耐寒性の一年草や多年草ですが、半低木や低木も知られています。日本でも9種以上が自生しています。
特徴は茎は断面が方形で、葉は対生し、唇形花は花軸に偽輪生します。雄しべは2本で、子房は4裂して果実は4分果となります。

キバナアキギリは全国の低山や丘陵地の木陰に生える日本固有種の多年草です。

茎の断面は四角形で、基部でやや斜上し、背丈は20〜40cmになります。
葉は対生し、葉柄は長く、葉身は長さ5~10cm、幅4~7cmの3角形をしたほこ形で、 鋸歯があり、基部は横に張り出します。

夏から秋に茎先に花穂をつけ、花穂は10〜20 cmの長さの淡黄色で唇形花を開きます。それが数段につきます。
花冠は長さ2.5〜3.5 cmで、上唇は立ち上がって2裂、下唇は3つに裂けて前に突き出ています。
分布する場所によっては下唇弁に赤紫色の模様が入るものもあります。
雄しべは 2本で、不完全な(雄性不稔性)葯でつながっています。
花の上部先端から雌しべが飛び出していますが、花筒の雄しべにはもぐりこんだ昆虫の背ついた花粉を付ける構造になっています。

和名の由来は、秋に咲いて花の色が黄色く、葉の形が桐に似ていることからきています。
別名はコトジソウ(琴柱草)で、葉の形が琴の音程を調節する琴柱(ことじ)に似ているからといわれています。
属名のサルビアはラテン語のsalveo(健康な)あるいはsalvare(治療)に由来し、薬効のあるものが多いことから名づけられたといわれています。
種小名のニッポニカは「日本の」という意味です。

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