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2015年9月25日 (金)

白いワレモコウ 
Sanguisorba tenuifolia var. alba

新潟県阿賀町のたきがしら湿原にナガボノシロワレモコウ(長穂の白吾亦紅:Sanguisorba tenuifolia var. alba:バラ科ワレモコウ属)が咲いていました。


Sanguisorbatenuifoliaalba1


Sanguisorbatenuifoliaalba2


Sanguisorbatenuifoliaalba3


Sanguisorbatenuifoliaalba4


Sanguisorbatenuifoliaalba5


ワレモコウ属は北半球に約30種が知られており、そのうち7種が日本に自生しています。
ワレモコウ属は宿根草か低亜木で、茎は直立し、葉は奇数羽状複葉で互生し、花弁はなく、白か赤の花に見えるのは萼で、穂状花序につく、という特徴をもっています。

ナガボノワレモコウは白花でコバナワレモコウ(Sanguisorba tenuifolia var. parviflora)とワレモコウ(Sanguisorba officinalis)との自然雑種と考えられています。
同じ白い花をつけるナガボノワレモコウとコバナノワレモコウの区別は難しいようで、全てナガボノワレモコウに含めるという見方もあるようです。
ナガボノワレモコウの分布は北海道、関東地方以北ですが、日本以外には朝鮮、中国、モンゴル、ロシアに自生しています。

茎は太く、直立し、葉は奇数羽状に4対から7対に分かれ、小葉は長さ3~8㎝の長楕円形で、パッと見てバラ科だとわかる鋸歯があります。

茎の中部で枝分かれをし、白い小花が密集して穂状に垂れ下がって咲きます。
花序は長さ2~8㎝の円柱形をし、花序の先から咲き始めます。
花には花弁はなく、白い萼と雄しべが目立ちます。
花弁に見える萼片は4枚で、4本の雄しべは萼片より長く突き出し、花の重要な要素になっています。葯は黒く、萼とよいコントラストを構成しています。

属名のサングイソルバはラテン語のsanguis(血)とsorbere(吸収する)に由来し、根にタンニンを多く含み、止血作用があるということから名づけられたようです。
種小名のテヌイフォリアは「薄い葉の」という意味です。
変種名のアルバは「白い」という意味です。

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