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2015年9月 8日 (火)

立山のカライトソウ 
Sanguisorba hakusanensis

今週からは富山市から立山に至るルートで見かけた花々です。
立山といっても宇奈月温泉まででしたが途中色々な花を見ることができました。

富山電鉄立山駅から立山ケーブルで美女平に行きましたが、そこでカライトソウ(Sanguisorba hakusanensis:バラ科ワレモコウ属)が咲いていました。


Sanguisorbahakusanensis1_2


Sanguisorbahakusanensis3_2


Sanguisorbahakusanensis2


Sanguisorbahakusanensis4


ワレモコウ属は北半球の温帯に分布し、アジア、ヨーロッパ、北アメリカに約30種知られており、そのうち日本には7種が分布しています。
宿根草か低亜木で、茎は直立し,葉は奇数羽状複葉で互生し、白か赤色花は穂状花序につき、花弁はないという特徴があります。

カライトソウは日本の固有種で、本州の中部地方北部から北陸地方の、主に日本海側の亜高山帯の草原に自生する多年草です。

背丈は30cm〜1mで、太い根茎が水平に這っています。茎は直立し、長い葉柄のある根生葉はワレモコウに似て5~6対の奇数羽状複葉です。余り分枝しません。茎の所々に葉を互生します。
小葉は長さ4~6㎝の両端が鈍形の楕円形で、葉は縁にバラ科であることを思わせる鋭鋸歯があり、裏表とも無毛です。

穂状花序は長さ約10㎝ほどで垂れ下がって、先の方から咲き始めます。花柄には毛が密生しています。
花には花弁がなく、小さな萼片と6~10本、長く突き出た雄しべが紅紫色をしていて濃いピンクの果穂に見えます。
花糸をよく見ると、断面が丸ではなく、平たくて先の方で少し太くなっています。葯は点状で黒紫色をしています。

和名は赤い花の雄しべを唐糸(中国から渡来した絹糸)に見立てたものと言われています。
属名サングイソルバはsangui(血)と sorbere(吸収する)からなり、根にタンニンを含み、止血効果があり、薬草に用いられたことに由来します。
種小名ハクサンエンシスであり、白山に多く見られたからだと思います。

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