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2015年10月31日 (土)

お茶の生け垣 
Camellia sinensis

ご近所にチャノキ(茶の木:カメリア・シネンシス:Camellia sinensis:ツバキ科ツバキ属)の垣に花が咲いていました。


Camelliasinensis1


Camelliasinensis4_2


Camelliasinensis2


Camelliasinensis3


リンネ(Carl Linnaeus)さんが テア・シネンシス(Thea sinensis:ツバキ科チャ属)と命名しましたが、後にオットー・クンツェ(Carl Ernst Otto Kuntze:1843-1907)さんがツバキの仲間に再編しました。今ではリンネさんの分類は異学名になっています。

異学名とされるテア(Thea)は中国語のtchaに由来し、日本語の茶、英語のティ(tea)、ヒンディー語のチャイ(Chai)などの語源になっています。

カメリア・シネンシスは中国、雲南省や四川省が原産といわれ、狭小な葉のチャ(中国型:Camellia sinensis var. sinensis)と大葉のアッサムチャ(アッサム型:Camellia sinensis var. assamica)に分類されます。今日では熱帯から亜熱帯にかけて世界中に植えられています。

チャノキは刈り込まずに自由に伸ばすと高さ2m以上になる常緑の低木、あるいは灌木です。
直根性で、移植ができないといわれています。

花は秋から晩秋にかけて葉腋から俯き加減に咲きます。
白い花びらは径2.5cmの半球形で、5枚あります。
花糸は多数あり、クリーム色をしており、葯は黄金色、雌しべの先は3つに割れます。
近所に観光茶園がありますが、そこのお茶の木にはこんなに花は咲きません。

長さ6〜10cmの葉には葉柄があり、互生してつきます。葉は鋸歯があり、硬くツヤがあります。
葉縁は波打ち、葉脈はくぼみ、それに沿ってふくれあがっています。

属名のカメリアはリンネさんがゲオルク・カメル(Georg Joseph Kamel:1661–1706)さんの植物学に対する貢献に因み命名されました。カメルさん自身はツバキと何の関係もありません。
カメルさんはモラビア生まれの司祭で、薬学、植物学にたけ、フィリッピンで布教し、彼の地の植物をヨーロッパに紹介しました。

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