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2015年10月 2日 (金)

優しいベンケイソウ   
Hylotelephium erythrostictum 'Frosty Morn'

ベンケイソウ(Hylotelephium erythrostictum:ベンケイソウ科ムラサキベンケイソウ属)が咲きました。


Hylotelephierythrostictum3


Hylotelephierythrostictum4


Hylotelephierythrostictum6


ムラサキベンケイソウ属は北半球の温帯から亜寒帯に30数種が分布し、東アジアに20数種、ヨーロッパに数種、北米に2種が岩上や草原、林床に自生しています。
短日性の花は黄色のものはなく、紅、紅紫、白色をしており、集散花序につき、扁平な葉は互生、対生、輪生します。
セダム(マンネングサ)属とは子房の基部に花梗(かこう、または花柄)があるか、子房基部が柄状に細くなっているかで区別されます。

ベンケイソウは本州中北部と九州に分布し、日本以外には中朝鮮半島、中国東北部、シベリア、モンゴル、ヨーロッパなどに自生しています。400〜1500mの亜高山や高山の岩場や砂礫地、草地などの水はけがよく、肥沃な土壌に見られます。

茎は直立し、30〜70cm、花序を作る以外、茎の途中で枝を出すことはありません。
多肉植物を思わせる厚みのある楕円状の葉はパステルカラーの緑色で、低い鋸歯と短い柄があり、対生してつきます。

花弁は披針形で、5枚あり、平開します。
白い花色で、萼片は5枚、雌ずいが退化した紅色の子房は5個、雄しべは10本、葯は赤色をしています。
小さな花が半球形状に咲き、遠目にはピンクに見えます。

乾燥しすぎない水はけのよい用土と日光がお好みのようです。日が当たらないと茎が軟弱になります。

和名のベンケイソウは乾燥に強いことを弁慶に例えたといわれています。
ベンケイソウの古名を伊岐久佐(いきくさ)と言い、「活草」とも書きます。
英名はstonecropです。
属名のヒロテレフィウム hyle(森)とtelephion(ベンケイソウのこと)、ベンケイソウとは例外的に森に生えることからつけられた学名です。
種小名エリツロスティクツムはerythro(赤い、赤を帯びた)と strictus(直立した)の造語です。
園芸的には、以前の学名、セダム・アルボロセウム(sedum alboroseum)で流通していますが、 アルボロセウムとは albi(白い) とroseus(バラ色の)に由来し、 薄いバラ色の花を指しています。

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