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2015年11月 4日 (水)

混乱したシクラメン
Cyclamen confusum

シクラメン・コンヒュサム(Cyclamen confusum)が咲き始めました。


Cconfusum1


Cconfusum2


Cconfusum_3


Cconfusum4_2


コンヒュサムは数年前まではシクラメン・ヘデリフォリウム・コンヒュサム( Cyclamen hederifolium ssp. confusum)という亜種として扱われていましたが、2009年のシクランメン協会のジャーナル(vol.33 no.1, 2009)では「クレタからのシクラメンの新種」という見出しで、独立した種と紹介されています。

コンヒュサムは1997年にシクラメン・ヘデリフォリウムの変種とされましたが、2002年に亜種となり、2009年クレタ島西部に分布しているコンヒュサムに限り、独立した種と認められました。

ヘデリフォリウムの亜種とされた中で新種とされなかった個体群は、新しい亜種クラッシフォリウム(Cyclamen hederifolium subsp.crassifolium)として分類されています。
植物分類学はゲノムレベルで判断するようになっているので、DNAの塩基配列が異なるそうです。
見た目では、濃色の花を咲かせ、葉は厚く、表面に光沢があり、浅く曖昧な尖り方をします。

シクラメン・ヘデリフォリウムと同じく秋咲きで、しっかりあごの張ったピンクの花を咲かせます。
私の所ではヘデリフォリウムが咲き終わった頃に咲き出します。

私のコンヒュサムは、亜種であった頃に手に入れた(2006年だと思います)コンヒュサムなので、クレタ島西部に分布している典型的なコンヒュサムなのかはわかりません。
花冠はヘデリフォリウムほど長く伸びず、少々ちんちくりんです。
葉には新葉のようなツヤがあり、陽に当たると輝きます。
しかし葉が厚いのかどうかということまでは、触って感じ取れません。

たくましく、野趣に富むという褒め方が似合います。

なお種小名コンヒュサムは「混乱した」「(特徴が)不明確な」という意味をもち、以前から混乱していたことをうかがわせます。

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