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2015年11月11日 (水)

白いヘデリフォリウム 
Cyclamen hederifolium 'Album'

真っ白のシクラメン・ヘデリフォリウム「アルブム」 (Cyclamen hederifolium 'Album':サクラソウ科シクラメン属)が咲いています。


Chederialbiflorum4


Chederialbiflorum7


Chederialbiflorum5

喉部にうっすらとピンクがかっているのがわかるでしょうか。


シクラメン・ヘデリフォリウム「アルブム」 はシクラメン・ヘデリフォリウムの白花園芸品種です。
シクラメン・ヘデリフォリウムはフランス南東部からトルコ南部までの地中海沿岸に広く分布し、キプロス島を除く地中海の島々も分布域に含まれています。
これだけ広い範囲に分布していると、葉の色や形、模様、花の色や大きさに違いが生じ、長い間には様々の名が生じました。
16世紀頃から庭園で栽培されていたようです。長寿で、130年も生きたというものが記録されています。

最近になるまではネアポリタヌム(Cyclamen neapolitanum)という名で流通し、書物にもこの名が使われていました。ネアポリタヌムとは「ナポリの」という意味で、自生地がイタリア・ナポリだと思われていたのでしょう。

ヘデリフォリウム(hederifolium)という学名は「アイビー(Hedera helix)の葉の」という意味で、イタリア原産のシクラメン・レパンダム(Cyclamen repandum)の一般名が「アイビー葉のシクラメン(Ive-leaved cyclamen)」であったために、さらに混乱したようです。

白花種は自生地ではまれで、白花種(Cyclamen hederifolium ver. hederifolium f. albiflorum)と言っても喉部にはピンクや赤のスポットが入っています。
しかし鉢や庭園で育てていると純白のものが出て来ることがよくあるといわれています。

「アルブム(Album)」は改良されて、喉部にスポットが入っておらず、本当に純白です。
花が開いた頃に喉部にうっすらとかかっていたピンクも、しばらくすると消えてしまって真っ白の花になります。
真っ白になる頃は、花びらが傷み出します。

花が開いたころを愛でるのがいいのか、真っ白になるのを待つのがいいのか。ま、どっちもいいですが。

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