« 白いヘデリフォリウム 
Cyclamen hederifolium 'Album'
| トップページ | 早咲きラケナリア 
Lachenalia viridiflora »

2015年11月21日 (土)

早咲きスノードロップ 
Galanthus elwesii var. monostictus

ガランサス・ エルウイシイ・モノスティクツス(Galanthus elwesii var. monostictus:ヒガンバナ科ガランツス属)が10月末から咲いています。いつもにまして早く咲き出しました。


Galanthusmonostictus10


Galanthusmonostictus12


Galanthusmonostictus11


ガランツス属はフランスからトルコまでの地中海沿岸、さらに東のコーカサス山脈に至るまでの地域に約15種が分布しています。特にギリシャやトルコに多く見られます。
雪が降ったり消えたりする地域で、雪の中に2〜3枚の葉を出し、花茎の先に白い花を1花咲かせます。
ガランツス属の分類は、内側の花びら(内花披)にあるグリーンの斑模様と花茎を抱く葉の幅と出方(一方の葉がもう一方を抱くか、向かい合うか)で分類されます。
以下ガランサスという一般的に呼ばれている名で説明します。

原産地はトルコ南部の地中海沿岸のトウロス山脈(トロス山脈:Toros Dağları, 英: Taurus Mountains)で、自生地では2〜3月に咲くそうです。
ガランサス・ エルウイシイ・モノスティクツスは100年以上前から知られていたにもかかわらず、誤ってガランサス・コウカシクス(Galanthus caucasicus)やコーカサス型のガランサス・ エルウイシイとして流通していました。

ガランサス・ エルウイシイ・モノスティクツスは内花披に緑の逆ハートマークが1つだけしかありません。
普通のガランサス・ エルウイシイ(いわゆる待雪草:Galanthus elwesii)は、その模様が上下対称に2つ在ります。
花の様子や大きさは普通のガランサスと変わりませんが、晩秋という花を開く時期に特徴があります。

葉は灰緑色で、幅があり、他のガランサス・ エルウイシイとは葉だけで区別できます。さらに葉は、花の時には1枚しか出ていません。

昨年必要があって葉が出てから何本か掘り返したので、数が減ってしまいましたが、植えっぱなしで増えていく丈夫なスノードロップです。

属名はギリシャ語の乳(gala)と花(anthos)に由来し、白い花色を指しています。

種小名は英国の植物学者で旅行家のヘンリー・エルウズ(Henry John Elwes:1846 –1922)さんに因みます。 エルウスさんはヒマラヤやチベット、朝鮮を旅行して、ユリを採取、分類しました。蝶のコレクターとしても有名です。
変種名の monostictus はギリシャ語で「模様が1つの」という意味で、英名もone-spotted Elwes's snowdropです。

|

« 白いヘデリフォリウム 
Cyclamen hederifolium 'Album'
| トップページ | 早咲きラケナリア 
Lachenalia viridiflora »

その他の花 (Flora et cetera) (405)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 白いヘデリフォリウム 
Cyclamen hederifolium 'Album'
| トップページ | 早咲きラケナリア 
Lachenalia viridiflora »