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2016年2月20日 (土)

濃色のサクラタチツボスミレ 
Viola grypoceras f. rosipetala

タチツボスミレの色変わりで、サクラタチツボスミレ(Viola grypoceras f. rosipetala)が咲きました。


Vrosipetala4


Vrosipetala5


Vrosipetala6


Vrosipetala7


タチツボスミレは人家近くの人目に触れる所に咲いている有茎種のスミレです。
日本では礼文島以南から沖縄本島まで分布し、台湾や韓国の島にも分布していると言われています。中国中部でにも分布していると報告されているようです。
それだけ広く分布していると、環境の違いによる変異も出ようというものです。

さてサクラタチツボスミレの葉は普通のタチツボスミレと同じで、ハート型です。
この時期寒さで紫色を帯びています。

この株は桜色というより、赤色といった方がいいほど濃い色をしています。普通はもっと薄い色をしています。
タチツボスミレ同様、花は中輪から大輪で、側弁には毛が生えていません。
しかしタチツボスミレは距に紫色を帯びますが、この花の距は白い色をしています。

タチツボスミレと色が違うというだけで印象の違いは明らかです。全く違う種類のスミレのように思えます。
タチツボスミレの藤色より春を感じさせます。

なお、いがりまさしさんの「増補改訂日本のスミレ」にはこのスミレは名前すらありませんが、橋本保著「日本のすみれ」(誠文堂新光社・昭和42年発行)や鈴木進著「原色スミレ」(家の光協会昭和55年発行)には記載があります。
最近では顧みられないスミレでしょうか。

種小名のグリポケラスは「曲がった角(つの)」という意味です。
品種名のロシペタラは「バラ色の花弁の」という意味です。

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