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2016年7月 8日 (金)

斑入り葉のアカンサス 
Acanthus 'Whitewater'

斑入り葉のアカンサス、アカンツス「ホワイト・ウオーター」(Acanthus 'Whitewater':キツネノマゴ科アカンツス属)の初花が咲いています。


Acanthuswhitewater1


Acanthuswhitewater2


Acanthuswhitewater3


Acanthuswhitewater4


斑入りのアカンサスというと「タスマニアン エンジェル」の名が上がりますが、「ホワイト・ウオーター」はそれより新しい品種で、斑入り葉の「タスマニアン エンジェル」と深緑色葉の「サマービューティー(‘Summer Beauty’)」を交配した品種です。

「サマービューティー」はアカンツス・モリス(Acanthus mollis)とアカンツス・スピノスス (Acanthus spinosus)の交配種と推測されています。

アカンツス・モリスは地中海沿岸から小アジア、北アフリカ原産の常緑性の草本です。
葉は濃いグリーンでツヤがあり、棘のついたギザギザの縁なので花が無くても見間違うことはありません。
種小名のモリスは「軟らかい、軟毛のある」という意味ですが、株全体に全く毛は生えていません。たぶんスピノススに比べると棘が優しいことを示しているのだと推測しています。

スピノススはヨーロッパ南部、東南アジア原産と言われており、建築デザインのアカンサス模様というコリント様式の柱頭の飾りはアカンツス・モリスではなく、このスピノススがモデルになっていると言われています。
モリスは背丈が1m以上になりますが、スピノススは高くても背丈は1mを越えることはありません。
葉はモリス以上に深裂し、裂片の先には硬いトゲがあります。この特徴がスピノスス(「トゲの多い」という意味)という種小名になっています。

アカンサス・スピノススは、アカンツス・モリスに比べて花の大きさは同じですが、大きさがよりコンパクトで、その分花と花の間が詰まって咲きます。
さらにアカンツス・スピノススは葉に深みと、艶がなく、それが、アカンツス・モリスと同じような葉です。
豪華さと耐暑性を併せ持ち、日本にはうってつけのアカンツスです。

「ホワイト・ウオーター」は「タスマニアン エンジェル」より大きく、花付きも良いといわれています。
今年初めて咲いたので、花茎は途中で伸びなくなり、花は5輪だけです。

花弁に被さっている萼は白色で、ピンクがかっています。
花茎は赤く、斑入りの葉と相成って、美しい姿を見せてくれます。
来年に期待しようと思います。

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