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2017年3月18日 (土)

アナトリア・ムスカリ 
Muscari anatolicum Giant Form

ムスカリ・アナトリクム(Muscari anatolicum Giant Form:ユリ科ムスカリ属)が咲き出しました。


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種小名アナトリクムとは「アナトリアの」という原産地名を指しています。
アナトリアはギリシャ語で「東方の」「日出るところ」という意味で、ボスポラス海峡の東側、いわゆる小アジアと呼ばれている地域を指します。

1960年頃から知られていたムスカリですが、1990年の中央アナトリア探検旅行でスルタン山脈(Sultandağ:最高峰海抜1980m)で発見されました。
1994年にジル・コウリー(Jill Cowley:1940〜)さんらによって公表されました。

後にトルコ東南部の海抜1100〜2300mの開けた山地の石灰岩の斜面地やレバノン杉などの針葉樹林間に広く分布していることが分かりました。

葉より長さの短い花茎を1〜3本立て、1本に15〜20輪の花をつけます。

花序には淡青色と黒青色の花をつけます。
下部の稔性を持つ濃い黒青色の花の口部には白い縁取りがあります。香りがあります。

上部の淡青色の花は不稔性で、成熟するまでは開口部はカーキ色から紫色を帯び、なかなか味のある配色です。

濃い緑色の葉は断面がU字型の線形で、長さ10〜15cm、10本ほどが立ち上がります。

球根は直径15〜25mmで、自生状態では分球しないといわれています。昨年は2茎が立っただけでしたが、今年は4つに分球したようで、花茎が6本以上立っています。

これは「ジャイアント・フォーム(Giant Form)」と呼ばれる大きいサイズの選別種です。
もっとも大きいと言っても、よく見かけるムスカリ・アルメリアカムよりもずっと小さいです。

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