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2017年4月 3日 (月)

間違っているかもしれないムスカリ 
Muscari commutatum

ムスカリ・コンムタツム(Muscari commutatum:ユリ科ムスカリ属)が咲きました。


Mcommutatum1


Mcommutatum2


Mcommutatum3


Mcommutatum4


ムスカリ・コンムタツはイタリアからユーゴスラビア、エーゲ諸島にかけての地中海沿岸に分布しています。
海岸からの海抜1800mまでの山の草原や荒れ地の斜面に自生しています。

いわゆるブドウヒヤシンスと呼ばれるボツリアンツス亜属に入れられています。
ボツリアンツス亜属には、濃い色の稔性花と薄い色の不稔性花をつける本種のようなムスカリと、不稔性花を欠き2色咲きにならないムスカリ・アルメニアクムのような種類があります。

ムスカリ・コンムタツは稔性花は黒色から濃紫色をしており、不稔性花は青紫色をしています。
白花も知られています。
やや幅のある線形から細い披針形の緑色の葉は2〜5枚出て、まっすぐ上に立ち上がります。

ギリシャでは球根や花は食用とし、ピクルスにした球根は利尿作用があり、コレステロールを下げると云われています。

一般名はダーク・ブドウヒヤシンス(Dark Grape Hyacinth)です。
種小名コンムタツムはラテン語で「変化した、交換した」という意味です。どの特徴を指すのか分かりません。

ムスカリ・コンムタツムはボツリアンツス亜属の中では、花の色によって他の種類とは明らかに区別できるのですが、この説明を読んで、写真のものと違うではないかと思われるでしょう。
写真のムスカリは2015年1月にNARGSの種子交換で手に入れたタネを播いて、今年初めて花をつけました。
非常に成長が早く、播種後2年で花をつけました。

種子が間違っていたか、変異が出たか。
花の色は違うのですが、ムスカリ・アルメニアクムのような細い葉がまっすぐ立ち上がっており、葉の特徴は一致します。
ムスカリ・アルメニアクムのような紫がかった青ではなく、今まで見たムスカリにはない美しいブルーの花色です。

ムスカリ・コンムタツムは分布域が広いためか、はたまた変異が多いせいか、ムスカリという属名に限っても Muscari acutilobum(尖った裂片のある)、Muscari albovirens(白緑の)、Muscari lafarinae(La Farina産の)、Muscari levieri(E. Levierさんの) など異学名を持っています。 

もしムスカリ・コンムタツムではなかったら申し訳ありません。
他の球根からどんな花が咲くのか、来年の楽しみにして、開花を待とうと思います。

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コメント

Muscari commutatumとそのalbumがあるのですが、Muscari commutatumの方は今年の花は無理だと思っています。albumは今咲いているので、アップします。その色合いに驚かないでくださいね。

投稿: hiroro689 | 2017年4月 6日 (木) 00時42分

hiroroさん、おはようございます。

hiroroさんのところのMuscari commutatum albumは稔性花に、なるほどと思わせる普通種の名残があって面白いですね。完全なアルビノではないんですね。

ということは地域によって見た目が違うものがある可能性があるということですね。

私の所のMuscari commutatumも、今年咲かなかった株が来年どんな姿を現すか期待します。

投稿: ptech | 2017年4月 7日 (金) 10時00分

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