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2017年4月10日 (月)

チャールース地方のムスカリ
Pseudomuscari chalusicum

プセウドムスカリ・チャールシクム(Pseudomuscari chalusicum:ユリ科ムスカリ属)が咲きました。


Pseudomuscarichalusicum1


Pseudomuscarichalusicum5


Pseudomuscarichalusicum3


Pseudomuscarichalusicum4


Mazureum10


これはプセウドムスカリ・アズレウム( Pseudomuscari azureum)

ムスカリの仲間は花色が青色〜黒青色系のボツリアンツス亜属、プセウドムスカリ亜属と、黄色〜褐色系のムスカリ亜属、レオポルディア亜属の4種の亜属に分けられています。

ボツリアンツス亜属は一般にグレープヒヤシンスと呼ばれ、薄いブルーから黒青色の開口部がすぼんだ壺型の花をつけ、不稔花は薄い花色で、花序上部に少数着きます。不稔花を持たないものもあります。初春に咲き出します。

プセウドムスカリ亜属は稔性花は淡青色で、開口部が開き、花披に青い筋が入ります。不稔花をつけます。

ムスカリ亜属(Muscarimia)は稔性花は黄色からクリーム色で、不稔花は小さく、紫色をしています。花筒が長く、開口部はややすぼみ、すぼんだところに茶色の副花冠をつけます。

レオポルディア亜属はシラーに近い仲間で、他の属より背が高く、稔性花は褐色から黄色で、不稔花は青や藤色をしています。花筒が長く、開口部はややすぼんでいます。副花冠はありません。花は晩春から初夏にかけて咲きます。

さてプセウドムスカリ・チャールシクムはイラン北部の岩棚や明るい林間に自生しています。

種小名はイランのテヘランから北へ100kmほどのカスピ海に面する避暑地チャールース(Chalus)に由来します。
このあたりで発見されたのだろうと推測されます。
なお種小名の読み方のルールは、人名や地名に由来する場合、その言語の読みに従いますので、このブログでもそれに従ってカタカナ表記をしています。

明るいブルーの花被に濃い筋が入っています。
花茎は15cmほどです。

花の大きさは全く違いますが、ぱっと見は一番下の写真のようにプセウドムスカリ・アズレウム( Pseudomuscari azureum)とよく似ています。
しかしよく見ると、チャールシクムは花の筒部が長く、綺麗なベル型をしています。
花柄も長く、上部の花は垂れています。

葉も全く違い、チャールシクム長披針形の葉が反り返って開きますが、アズレウムは立ち上がります。

以前、ブルーではなく赤紫色のプセウドムスカリ・アズレウムが咲いたことがあります。

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コメント

我が家のchalusicumと殆ど同じようですが、こちらのほうが花が少し開き気味のようで、型がいいですね。
アズレウムの赤紫、覚えています。

投稿: hiroro689 | 2017年4月10日 (月) 23時10分

以前hiroroさんのchalusicumのブログを訪問させて頂きました。
hiroroさんのchalusicumの花序の長さ、花の多さからすると、うちのはちょっとはしょぼいなと思います。

投稿: ptech | 2017年4月11日 (火) 16時54分

花の型で言えば、Muscari pseudomuscariで売られたいる葉が長いPseudomuscari chalusicumなのですが、写真で拝見したところ、葉と花のバランスも良く、花も少し大きめなように見受けました。

投稿: hiroro689 | 2017年4月11日 (火) 20時51分

なるほど。バランスが違うということですね。

投稿: ptech | 2017年4月11日 (火) 23時08分

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