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2017年12月 5日 (火)

秋咲きムスカリ 
Muscari vuralii

ムスカリ・ウラリイ(Muscari vuralii:ユリ科ムスカリ属)がこんなに早く咲きました。


Mvuralii1


Mvuralii4


Mvuralii2


Mvuralii3


ムスカリ・ウラリイは2009年に公表されたばかりのトルコに自生するムスカリで、ディスコロル亜属に属すと考えられています。

トルコ中央部アナトリア平原のカラマン地方(Karaman province)のサリベリレ(Sarıveliler)地域の限られた地域に自生しています。
海抜1950mほどの山地の瓦礫地で見られるようです。
絶滅危惧種で、現地では1000株ほどしかないといわれています。

ムスカリ・コエレスタ(Muscari coeleste )や ムスカリ・マクベアティナヌム(Mascara macbeathianum)に近縁ですが、ムスカリ・ウラリイには小球根の時期があり、また花茎も短く、上部の花に稔性があったりする点で異なっています。
小球根の時の葉数は少なく、2〜5枚の細長い葉しかつけません。

花茎は5cmほどで、花も10数花しかつけません。
花は濃い青紫で、開口部の白い覆輪は幅があり、裂片はムスカリにすると大きく、カーブして開いています。
上部の花はブルーが一般的ですが、白いものもあります。
花にはかすかに香りがします。

現地では、開花は4月から5月ということなので、遅咲きのムスカリということになります。
今の時期に咲いたのは、どういう理由なのか分かりません。来年はいつ咲くのか楽しみです。

葉は濃緑色で、長さ10cmほどでです。
アルメニアムクのように線形で丸く巻いています。そして地面に接して旋回して展開します。

野生状態では絶滅危惧種ですが、園芸的には育てやすく、よく増えるそうです。
夏は乾燥するような水はけのよい用土を好み、地植えには向いていません。

種小名はトルコの現役の植物学者メシト・ウーラル(Mecit Vural:1948〜)さんに由来します。

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コメント

秋咲き種ではないのですね。

我が家のムスカリでも輸入当初とんでもない早く咲くことがあります。

投稿: hiroro689 | 2017年12月16日 (土) 23時24分

記事に書いているように4〜5月咲きのようです。
初花は狂い咲きすることが多いので、それだろうと思います。

投稿: ptech | 2017年12月17日 (日) 17時39分

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