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2018年2月15日 (木)

知らない間に咲いていたヘレボルス・ボッコネイ
Helleborus bocconei

知らない間にヘレボルス・ボッコネイ(Helleborus bocconei:キンポウゲ科ヘレボルス属)が咲いていました。
それも鉢が横倒しになって枯れる寸前でした。


Hbocconei6


Hbocconei7


Hbocconei8


Hbocconei10

基部から出る葉


イタリア中央部や南部、シシリア島の海抜0〜1700 mまでの、岩の多い雑木林の林縁や低木の茂った斜面に自生しています。
ヘレボルス・ボッコネイはムルチフィダス(Helleborus multifidus subsp. multifidus)によく似ているので、1913年にムルチフィダスの亜種(Helleborus multifidus subsp. bocconei)として公表されました。

ムルチフィダスは以前は4種の亜種に分けられていましたが、最近になってその4種は遺伝子的に異なるということが分かり、以下のように別種として再分類されました。

ヘレボルス・ムルチフィダス(Helleborus multifidus)
ヘレボルス・ヘルセゴビナス(Helleborus hercegovinus)
ヘレボルス・イストリアクス(Helleborus istriacus)
ヘレボルス・ボッコネイ(Helleborus bocconei)

葉は5〜7裂し、さらに2〜4裂しますが、花茎につき葉はほとんどが3裂片に分かれます。
ボッコネイはムルチフィダスに比べ、基部の葉に全く毛が生えておらず、葉の裂片が葉の長さの半分にしか切れ込んでいないという2点で区別されます。

花はムルチフィダスと同様、柑橘系の香りのある、少し大きめの径5~6cmで、クリーム色から灰緑色の花をつけます。
根には不定形の根茎があります。

自生地によって3種の亜種が知られています。
  Helleborus bocconei subsp. bocconei 北部以外に分布
  Helleborus bocconei subsp. intermedius イタリア中央部に分布
  Helleborus bocconei subsp. siculus イタリア南部(長靴のつま先)やシシリア島に分布

種小名はシシリア出身のイタリアの植物学者パオロ・ボッコーネ(Paolo Silvio Boccone:1633–1704)さんに由来します。ボッコーネさんは、ケシ科植物のボッコニアにその名を残しています。

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