« 2018年5月21日 | トップページ | 2018年5月26日 »

2018年5月23日 (水)

高山のタツナミソウ 
Scutellaria alpina

スクテラリア・アルピナ(Scutellaria alpina:シソ科タツナミソウ属)が咲きました。


Salpina9


Salpina10


Salpina11


Salpina12


Salpina13


5年前に咲いたスクテラリア・アルピナはPlant World Seeds 経由の種子からで、優しいクリーム色をしていました。

典型的な紫色と白の花を見るために、一昨年もう一度タネを播いてみました。
昨年は花が咲かず、今年大きな苞葉が現れ、咲きました。

スクテラリア・アルピナはヨーロッパアルプスからシベリアにかけて、石灰岩地の海抜1,400–2,500mの高山地帯に自生しています。

基部は木質化する亜低木植物で、小さな根茎のような根を持っています。
亜低木というのは、宿根草のように地面から芽がでるの出はなく、冬は枯れ木状態で地上部が残り、春になると枯れ木から葉が芽吹きます。

匍匐性があり、茎は上に伸びずに、枝分かれして横に広がります。花の無い時の草丈は10cmほどです。
現地で6月から8月ごろになると茎の先に花序がつき、20cmほどの高さまで立ち上がります。

葉は長さ2〜3cmの卵形で、葉縁には丸い鋸歯があります。明るい灰青色で、互生してつきます。

始めに葉が積み上がったタマネギ状の塊ができます。
それは苞葉で、マツポックリが開くように、下方の苞葉から開き蕾が出てきます。

花は長さ2cmを越えます。ふっくらとした姿のせいか、大きく見えます。
上唇弁が美しい青紫色、下唇弁が白色の二色咲きです。

園芸種には「アルコバレーノ」(Scutellaria alpina 'Arcobaleno')があります。
またスピナ(Scutellaria alpina ssp supina)という亜種が知られています。

広い範囲にわたって分布しているので異学名が多く、
Scutellaria albida、Scutellaria compressa、Scutellaria lupulina、Scutellaria variegata、Scutellaria viscida
は同じものです。

種小名のアルピナは、「ヨーロッパアルプス産の」、その他の「高山に育つ」という意味です。
この名はリンネが1753年に命名していますので、多分「ヨーロッパアルプス産の」という意味でつけられたのだと思います。

| | コメント (0)

« 2018年5月21日 | トップページ | 2018年5月26日 »