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2018年5月 9日 (水)

背高のっぽのニワゼキショウ 
Sisyrinchium sp.

オオニワゼキショウ(大庭石菖:Sisyrinchium sp.:アヤメ科シシリンチュウム属)が咲いています。
種を蒔いたわけではなく、空いたポットに勝手に生えてきました。
とはいえこの近所でオオニワゼキショウを見たことがないので、どうして生えてきたのか不思議です。


Sisyrinchiumgraminoides1


Sisyrinchiumgraminoides3


Sisyrinchiumgraminoides2


Sisyrinchiumgraminoides4


シシリンチュウム(ニワゼキショウ)の仲間は多くが北アメリカ原産で、一部は中南米大陸産です。
亜種や変種の分類がきちんとできていないためか、シシリンチュウム属に属する種の数は70種とも、100種とも、150種ともいわれています。
オオニワゼキショウの学名はシシリンチュウム・イリディフォリウム・ラクサム(Sisyrinchium iridifolium var. laxum)とされています。
シシリンチュウム・イリディフォリウムは1年草なので、我が家のオオニワゼキショウは少なくとも2年草(秋から生えていて冬を越したので)、あるいは多年草の可能性があり、シシリンチュウム・イリディフォリウムではない可能性があります。

背丈がニワゼキショウより大きいのでこの名があります。
草丈は15〜30cmになります。
葉のように扁平な花茎で、葉と花茎の区別は、花茎には節があります。そこから互散花序(交互に花を付ける)を作っていきます。
花茎は始めは葉と同じ背丈ですが、花を付けるたびに伸びていき、30〜50cmになります。

ニワゼキショウとよく似た淡青紫色の花は、直径1cmより小さく、並べて比べずとも明らかに小さく感じます。
背丈と花の大きさのバランスの悪さは否めません。
花が小さくとも、同時に沢山咲けばそうでもないのでしょうが、一茎に一輪だけですから、ポツポツと咲いているようにしか見えないので、余計にバランスの悪さを感じます。

花被片の先は細く尖っていて、幅が狭く、小さいのが内花被片で、幅があり大きい外花被片と区別できます。
午前中に咲いて、午後には枯れてしまう1日花で、そのためか完全に平開している花を見かけないことが多いようです。
果実はニワゼキショウより一回り大きく、直径約5mmの球形をしています。

英名はblue-eyed grassesです。
属名シシリンチュウムは古代ギリシアの「植物学の祖」と呼ばれたテオフラストス(テオプラストス:紀元前371年–紀元前287年)がMoraea sisyrinchium(Iris sisyrinchium)につけた名が、この属の名に転用されたと言われています。
なおギリシャ語のsys(豚)とrhynchos(鼻)に由来するという説もあります。

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