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2018年10月 9日 (火)

トルコのタツナミソウ 
Scutellaria diffusia

7月末に咲いたスクテラリア・ディフューザ(Scutellaria diffusa:シソ科タツナミソウ属)がまた、少し咲き出しました。

本格的に咲けばブログにアップしようと思ったのですが、ポツポツとしか咲きませんでした。
暑さで枯れ出してしまい、涼しくなってから持ち直し、また咲かせ始めました。


Sdiffusa3


Sdiffusa4


Sdiffusa5


Sdiffusa6


Sdiffusa7

7月末に咲いていた時の様子。下唇弁が濃い赤紫です。



スクテラリア・ディフューザはトルコの海抜900〜2100mの山地に分布する多年草です。
杉や松の森林地帯の岩場の斜面で見かけるそうです。

基部で枝分かれし、立ち上がっていきます。
背丈10〜15cmの高さになり、クッション状に広がります。
茎は紫がかった緑をしています。

上部の葉は5〜10mmの小さい全縁の小判型をしていますが、やや大きい基部の葉は緩い鋸歯がある卵形をしています。
どの葉にも軟毛が生え、やや灰色〜青味がかった明るい緑をしています。

花は春から夏に花茎を立てて2輪対になって咲きます。
花の長さは1cmほどで、赤紫色で、下唇弁には白い模様があります。

ただこの季節に咲いた花は、上唇弁は薄い赤紫色、本当に薄い紫の下唇弁には紫の吹きつけ紋が見えます。

2月にタネを播いたのですが、1年草のようにその年の内に花を咲かせてくれました。
乾燥と暑さには強いようです。

英名はTurkish Skullcap(トルコのタツナミソウ)

種小名ディフューザはラテン語のdiffususに由来し、「散開した、広がった、散った、しみ通った」という意味です。クッション状に広がることを示したものだと思います。

このタツナミソウを1848年に命名したジョージ・ベンサム(George Bentham:1800〜1884)さん は英国の植物学者で、有名な哲学者・経済学者のジェレミ・ベンサムの甥になります。彼の死後、長きにわたってキューガーデンの園長を務めたジョセフ・ダルトン・フッカー(Joseph Dalton Hooker:1817〜1911)さんが草本類の「ベンサムとフッカーの分類体系」(Bentham & Hooker system)としてまとめています。

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