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2019年8月 5日 (月)

もじゃもじゃのコウゾリナ  Hieracium villosum

ヒエラキウム・ビロスム(Hieracium villosum:キク科ヒエラキウム属 )が咲きました。

Hieraciumvillosum1

Hieraciumvillosum3

Hieraciumvillosum2

Hieraciumvillosum4

Hieraciumvillosum5

ヒエラキウム属は世界に約800種が知られており、主にヨーロッパを中心に、北半球の温帯に分布し、一部はアフリカにも分布しています。ほとんどが多年草で、茎葉に腺毛を持ちます。
小花は舌状の両性花で、花の色は黄色が多く、まれに橙黄色や赤色があます。花柄に単生する種類もあれば、散房状または円錐状に多数つけるものもあります。

ヒエラキウム・ビロスムは西はフランス、イタリア、バルカン半島から中央ヨーロッパを経て、ロシアかけてに分布しています。海抜1400~2500mの山岳地帯に広がる石灰質土壌の草原に自生しています。

葉は根生葉のみで、長さ4.5~8.5cmの全縁の楕円形から皮針形をしています
葉は白く長い細い毛で覆われています。暑くなると薄くなりますが、幼苗のころは葉が小さいにもかかわらず、毛の長さが今と変わりませんから、幼苗の頃は多肉植物を想像させます。

夏に近づく頃、根生葉の真ん中に大きな集合花の蕾が現れ、そこから花茎を伸ばして茎頂に1輪花をつけます。
頭花が大きくなるにつれ苞葉から花茎を出し、次の頭花をつけます。
このようにして花茎が伸びるにつれ、根生葉の節間が伸び、根生葉は茎につく葉に変わっていきます。
ですからこれを根生葉と呼んでよいのかわかりません。
花は径4cmほどで明るい黄色をています。萼にも白い毛が密生しています。
総状花序に頭花をつけ、結局花茎は20〜30cmの長さになります。
葉をちぎったりすると白い分泌物が出ます。

属名は古代ギリシャ語のhierax(ヒエラクス、古代ギリシャ語の鷹)に由来します。古代ギリシャでこの種類の植物をこう呼んでいたようです。
古代ギリシャで、鷹がこの植物の分泌物を好むとという言い伝えからついた名のようです

英名もHawkweed(鷹草)でギリシャ名に習っているようです。

種小名ビロスムはラテン語のvillosusに由来し、「毛の多い、もじゃもじゃの」という意味です。

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