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2019年9月27日 (金)

近くで見ると可愛い、ウリクサ  Lindernia crustacea

ポットの空いたところにウリクサ(瓜草:Lindernia crustacea:アゼナ科アゼナ(アゼトウガラシ)属)が咲いていました。

Linderniacrustacea1

Linderniacrustacea2

Linderniacrustacea3 

ラグビーボール形の蒴果
Linderniacrustacea5

 萼に稜があります
Linderniacrustacea4

 

ハナウリクサ属は永くゴマノハグサ科に分類されていましたが、まずオオバコ科に移された後、2009年のAPG IIIではアゼナ科が立てられ、分離されました。
アゼナ科は多くが熱帯アメリカに分布し、13属200種ほどの草本からなります。アゼナ(アゼトウガラシ)属の植物はアジアとアメリカの温帯に広く分布し、60種程が知られています。

ウリクサは日本だけではなく、東アジアの温帯や亜熱帯に分布する1年草です。湿地などに自生し、人為的に開墾された水田などが住処になっているようです。

夏から秋にかけて「畑や道ばたで普通に見られる」と書物には書かれていますが、都会の公園や空き地では見たことがありません。何年も植物を探して散歩していますが、見たことはありませんでしたので、我が家のポットに居ついてくれてラッキーでした。

ウリクサは這い性が強く、枝分かれしながら広がっていきます。茎や葉は地面にべったり這っているので、高さは1cmにならないのではないかと思います。
葉は粗い鋸歯のある長さ1~2cm、幅0.6~1.2cmの広卵形で、基部の葉には葉柄があり、対生して四角い茎についています。
葉脇から花柄を出し、長さ1cmに満たない唇形の小さな花をつけます。
上唇は先が浅く2裂、下唇は3裂します。下唇の真ん中の裂片に濃い青紫色の斑があり、花弁の縁にも青紫がかっています。
萼は筒型で、5裂し、裂片の中央を稜が走ります。
雄しべは2本ずつ長さが違い4本あります。
果実は、残宿性の萼に包まれたラグビーボール形の蒴果で、果実がマクワウリに似ているので瓜草と呼ばれるようになったと言うことです。

小さい花ですが顔を近づけて見るとかわいい花です。

属名のリンデルニアは、ドイツ系フランス人の医師、植物学者のフランツ・リンデルン(Franz Balthasar von Lindern:1682-1755)さんに由来し、イタリアの医師で植物学者の カルロ・アリオーニ(Carlo Ludovico Allioni:1728 -1804)が1766 年に命名しています

種小名クルスタケアは、「殻、皮」という意味のラテン語crustaから派生した「かさぶたの、皮を被った」という意味です。推測するに果実が稔っても萼が残っているからだろうと思います。

 

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