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2019年10月 7日 (月)

白いジュズサンゴ Rivina humilis

赤い実をつけるジュズサンゴ(数珠珊瑚 )ではなく、白い実のジュズサンゴのリビアナ・フミリス(Rivina humilis:ペティベリア科リビナ属)が近くの道路脇に咲いていました。

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以前はヤマゴボウ科(フィトラッカ:Phytolaccaceae )に属していたリビナ・フミリスは、今はペティベリア(Petiveriaceae )科に再分配されています。ペティベリア科は9属20種が知られています。
米国南部、カリブ海、中央から南アメリカに分布し、森林や雑木林、道端などの半日蔭の湿り気のある場所に自生している多年草植物です。
それぞれの地ではピジョンベリー(pigeonberry)、ルージュプラント(rougeplant)、ブラッドベリーbloodberry、ベイビーペッパー(baby peppers)、コラリート(coralito)などと呼ばれています。

日本には大正時代初期に園芸植物として伝来し、現在では小笠原諸島や沖縄などの南部地域に帰化しています。
やや寒さに弱いといわれていますが、熱帯の植物といえ海抜1700mまでの山地にまで自生していますので 暖地では越年するようです。

草丈は30~100㎝で、蔓性はありませんが這い性が若干あります。年を越すと茎の下部はは木化します。
濃緑色の全縁の葉は長さ5〜10cmの、先が尖った卵形をしていて葉縁が波打っています。葉は互生して枝についています

6月~10月に、上部の葉腋から花序を出し、径3mmほどの小さな白い花を房状に咲かせます。
花弁のように見えるのは4裂した萼で、淡緑色、白から淡紅色を呈し、果実ができるまで枯れずに残ります。

花を開いた後、光沢のある径5mmほどの液果を実らせます。果実は鮮やかな赤やピンク、黄色、白色をしています。
花期は長く、次々と開花しながらたくさんの果実を実らせます。

和名は数珠のように連なって実る赤い果実に由来します。

属名のリビアナはドイツ・ライップティヒの医者で植物学者のオーグスツス・リビヌス(Augustus Quirinus Rivinus:1652−1723)さんに由来します。植物の花の構造から分類する二分命名法を考え、リンネさんに影響を与えました。リビヌスさんは晩年太陽黒点の観測を続けたために全盲になってしまったそうです。Viola riviniana にも彼の名が残っています。

種小名はラテン語で「小型の」または「低い」を意味し、植物の草丈が低いことを指しています。

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